特許
J-GLOBAL ID:200903026761974909

搬送波周波数誤差推定回路、無線信号受信装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 草野 卓 ,  稲垣 稔
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2002-229662
公開番号(公開出願番号):特開2004-072458
出願日: 2002年08月07日
公開日(公表日): 2004年03月04日
要約:
【課題】MIMOチャネルを用いた無線信号受信装置において、搬送周波数誤差推定値を各アンテナ系統毎に求め、この誤差推定値を各アンテナ系統毎に適用して周波数補正した場合に発生する通信品質の劣化を防ぐ。【解決手段】アンテナ系統毎に計算される繰り返し送信されるパイロット信号の自己相関値を平均した後に搬送波周波数誤差に起因する位相変動量を求めることによりマルチパスフェージング及び熱雑音に起因する搬送波周波数推定値の誤差を制御するとともに、全ての系統で同一の搬送波周波数補正値を用いることにより、アンテナ系統間のベースバンド信号の中心周波数を同一にし、伝達関数の逆関数の精度を向上させる。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
N個の受信アンテナと、 これらN個の受信アンテナに接続され、無線周波数の受信信号を復調に適した周波数に周波数変換するN個の受信用周波数変換器と、 これらN個の受信用周波数変換器の全てに共通の局部発振信号を供給する受信用局部発振器と、 前記複数の受信用周波数変換器に接続され送信用局部発振器と受信用局部発振器の周波数誤差を推定する搬送波周波数誤差推定回路と、 この搬送波周波数誤差推定回路の出力を用いて搬送波周波数誤差を補正するN個の搬送波周波数補正回路と、 前記受信用周波数変換器の出力に対して、伝達関数の逆関数演算を受信信号に対して行うことにより送信信号系列成分をアンテナ系統毎に分離する干渉キャンセラと、 各系統に分離された信号を復調するN個の復調器とを有し、同一の周波数により空間多重された信号を受信する無線信号受信装置において、 前記搬送波周波数誤差推定回路は、 前記の受信用周波数変換器の出力である受信信号のうち、繰り返し送信される搬送波周波数推定用パイロット信号の自己相関値を計算するN個の自己相関回路と、 これらN個の自己相関回路の出力の平均をとる平均化回路と、 この平均化回路の出力である複素数が持つ位相を計算し、前記N個の搬送波周波数補正回路に出力する位相計算回路と、 から構成されることを特徴とする搬送波周波数誤差推定回路。
IPC (2件):
H04J15/00 ,  H04B1/10
FI (2件):
H04J15/00 ,  H04B1/10 L
Fターム (12件):
5K022DD01 ,  5K022DD13 ,  5K022DD19 ,  5K022DD23 ,  5K022DD33 ,  5K022FF00 ,  5K052AA01 ,  5K052BB02 ,  5K052CC04 ,  5K052DD04 ,  5K052EE38 ,  5K052FF31

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