特許
J-GLOBAL ID:200903026775606341

りん酸形燃料電池発電装置及びその運転方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高田 守 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-218589
公開番号(公開出願番号):特開平9-063613
出願日: 1995年08月28日
公開日(公表日): 1997年03月07日
要約:
【要約】【課題】 昇温が不十分な原料予熱器6にスチームを導入すると、スチームの大半が凝縮してスチーム・カーボン比が極端に低くなり、改質器7内の触媒のカーボンが析出する恐れがある。【解決手段】 原料予熱器6でスチームの大半が凝縮している間はリサイクルガス回路18の遮断弁19を開にして、脱硫器3内に残留している原燃料がリサイクルガス回路18を通してスチームエゼクタ5と原料予熱器6との間を循環し、カーボン析出の恐れがなくなった時点で遮断弁19を閉として原燃料を改質器7に供給する。
請求項(抜粋):
原燃料中に水素を添加して上記原燃料を脱硫反応に適した温度に加熱する原燃料予熱器と、この原燃料予熱器で加熱した上記原燃料中の硫黄分を除去する脱硫器と、スチームを供給する水蒸気分離器と、この水蒸気分離器から供給された上記スチームにより上記脱硫器で処理した上記原燃料を吸引して上記スチームと混合し混合ガスを生成するスチームエゼクタと、上記混合ガスを改質ガスにより昇温させる原料予熱器と、この原料予熱器で昇温した上記混合ガスを加熱して上記改質ガスを生成する改質器と、上記改質ガスを変成ガスに変成するCO変成器と、上記変成ガスを燃料ガスとして発電し、発電による発熱を冷却媒体で冷却し、昇温した上記冷却媒体を上記水蒸気分離器に循環させるようにした燃料電池とを備えたりん酸形燃料電池発電装置において、上記原料予熱器の上記改質器側と上記スチームエゼクタの上記脱硫器側とを、上記燃料電池が発電しているときに閉塞する遮断弁を介して流体の流通が可能にリサイクルガス回路を設けたことを特徴とするりん酸形燃料電池発電装置。

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