特許
J-GLOBAL ID:200903026780066266

耐サワー特性に優れた良溶接性マルテンサイト系ステンレス鋼およびその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 田村 弘明 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-061366
公開番号(公開出願番号):特開平9-256115
出願日: 1996年03月18日
公開日(公表日): 1997年09月30日
要約:
【要約】【課題】 強度がAPI X80相当以下で、耐CO2 腐食性、耐SSC性、溶接性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼、およびその製造方法を提供する。【解決方法】 重量%で、 C; 0.035%以下、Si;0.50%以下、Mn; 0.1〜1.5%、 P;0.03%以下、 S; 0.005%以下、Cr; 9〜13%、Ni; 1.5〜6 %、Cu;0.3〜1.8 %、Mo; 1.5〜2.5 %、Al;0.06%以下、 N;0.02%以下を含有するとともに、それらの成分間に式40C+34N+ 0.3Cu+Ni- 1.1Cr- 1.8Mo≧-10.5を満足する関係があって、且つ残部が実質的にFeからなり、焼戻しマルテンサイト組織を主として残留オーステナイト相を10%以上含有する。その製造にあたっては、二段熱処理を行なう。【効果】 本発明により、従来鋼では到底不可能な溶接熱影響部の特性、耐食性の優れたマルテンサイト系ステンレス鋼が得られる。
請求項(抜粋):
重量%で、C ;0.035%以下、Si;0.50%以下、Mn;0.1〜1.5%、P ;0.03%以下、S ;0.005%以下、Cr;9〜13%、Ni;1.5〜6%、Cu;0.3〜1.8%、Mo;1.5〜2.5%、Al;0.06%以下、N ;0.02%以下を含有するとともに、それらの成分間に式Ips=40C+34N+ 0.3Cu+Ni- 1.1Cr- 1.8Mo≧-10.5を満足する関係があって、且つ残部が実質的にFeからなり、焼戻しマルテンサイト組織を主として残留オーステナイト相を10%以上含有することを特徴とする耐サワー特性に優れた良溶接性マルテンサイト系ステンレス鋼。
IPC (4件):
C22C 38/00 302 ,  C21D 8/02 ,  C22C 38/44 ,  C22C 38/50
FI (4件):
C22C 38/00 302 Z ,  C21D 8/02 D ,  C22C 38/44 ,  C22C 38/50

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