特許
J-GLOBAL ID:200903026848045785

鉄系物品の浸硫処理法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 和田 憲治 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-014804
公開番号(公開出願番号):特開平10-204611
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年08月04日
要約:
【要約】【課題】 チオシアン酸カリウムとチオシアン酸ナトリウムの溶融塩浴で鉄系物品を陽極としてバッチ式で電解処理して該物品表面に硫化鉄系化合物を形成させる浸硫処理において,バッチ式処理であっても,各物品の表面品質(浸硫層の形態)にバラツキがない処理法を提供する。【解決手段】 電解槽におけるチオシアン酸カリウムとチオシアン酸ナトリウムの溶融塩浴と実質的に同じ成分組成の溶融塩浴を入れた予備槽を電解槽とは独立して隣接し,電解処理に供する物品の複数個を導電性支持部材に導通関係をもってセットすると共に該物品とは非接触で且つ該支持部材とは絶縁関係をもって陰極材料を取付けてなる一体品を該予備槽の浴中に浸漬し,その浴温を電解時の浴温と実質的に等しい温度に維持することにより該一体品の温度を同温度に近づけたあと,その温度を保持したまま該一体品を予備槽から電解槽の浴中に移転して電解処理する。
請求項(抜粋):
チオシアン酸カリウムとチオシアン酸ナトリウムからなる溶融塩浴を入れた電解槽中に鉄または鉄合金の表面をもつ物品を浸漬し,所定の浴温を維持した状態で該物品の鉄表面を陽極としてこれを電解処理する鉄系物品の浸硫処理法において,前記の浴と実質的に同じ成分組成の溶融塩浴を入れた予備槽を該電解槽とは独立して隣接し,複数個の該物品を導電性支持部材に導通関係をもってセットすると共に該物品とは非接触で且つ該支持部材とは絶縁関係をもって陰極材料を取付けてなる一体品を組立て,前記の一体品を該予備槽の浴中に浸漬し,その浴温を電解時の浴温と実質的に等しい温度に維持することにより該一体品の温度を同温度に近づけたあと,その温度を保持したまま該一体品を予備槽から電解槽の浴中に移転し,電解槽の浴中において,該一体品の陰極材料に負電圧をそして該導電性支持部材に正電圧を印加して該物品を電解処理することを特徴とする鉄系物品の浸硫処理法。
IPC (2件):
C23C 8/42 ,  C25D 11/34 301
FI (2件):
C23C 8/42 ,  C25D 11/34 301

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