特許
J-GLOBAL ID:200903026873219755

空冷アンモニア吸収冷凍機の改造方法および空冷アンモニア吸収冷凍機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 秋本 正実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-245888
公開番号(公開出願番号):特開2000-074526
出願日: 1998年08月31日
公開日(公表日): 2000年03月14日
要約:
【要約】【課題】 空冷アンモニア吸収冷凍機の燃焼系統機器を改造して、冷凍機全体の形状寸法を著しく大きからしめることなく、気体燃料に代えて液体燃料を用い得るようにして燃料コストを節減する。【解決手段】 ガンタイプの灯油バーナ8の噴射口を矢印Dのように直接的に発生器1に向けることなく、該発生器1の側方に向けて(すなわち、発生器のかたわらに向けて)火焔を噴射させる。一般に燃料油は長大な火焔を生じるが、火焔を焔道壁14′で誘導し、L字状に旋回させながら燃焼反応を終了させる。燃焼の結果として生成された高温の燃焼ガス流は、矢印eのように発生器1の受熱部である伝熱フィン1aに接触しつつ流動してこれを加熱する。L字状をなす長大な火焔9Lは伝熱フィン1aに到達せず、従って伝熱フィン1aを過熱させたり、該伝熱フィンに煤を付着させて熱伝導を妨げたりする虞れが無い。
請求項(抜粋):
アンモニアの水溶液を加熱してアンモニア蒸気を発生させる発生器と、該発生器の外周に設けられたほぼ水平な伝熱フィンと、該伝熱フィンに接触しつつ流動する高温の燃焼ガスを生成させるバーナと、前記発生器で発生したアンモニア蒸気を液化させる凝縮器と、凝縮したアンモニア液を気化させてブラインを冷却する蒸発器とを具備し、かつ、前記のバーナが気体燃料を燃焼せしめる方式である空冷アンモニア吸収冷凍機を改造して、液体燃料を用い得るようにする方法において、前記の気体燃料を燃焼せしめる方式のバーナを取り外して、ガンタイプの燃料油バーナを取り付け、上記ガンタイプの燃料油バーナの火焔噴出口を前記発生器に正対せしめることなく、該発生器の側方に向け、前記ガンタイプの燃料油バーナから噴出した火焔、もしくは燃焼によって発生した高温の燃焼ガス流を、前記発生器へ接近せしめる方向に、ほぼ直角に旋回せしめることにより、燃料油の燃焼火焔を発生器の伝熱フィンに接触せしめることなく、燃焼を終えた高温の燃焼生成ガス流を上記伝熱フィンに沿わしめてほぼ水平に接触流動せしめることを特徴とする、空冷アンモニア吸収冷凍機の改造方法。

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