特許
J-GLOBAL ID:200903026883399573

流体圧クラッチ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長門 侃二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-124689
公開番号(公開出願番号):特開平5-321947
出願日: 1992年05月18日
公開日(公表日): 1993年12月07日
要約:
【要約】【目的】 流体圧クラッチ装置の作動解除時において、作動流体の抜けを防止して流体圧の立ち上がり遅れを防ぎ、流体圧クラッチ装置の応答性を向上させる。【構成】 固定のスリーブ状部材2に慴動し、入力軸1と一体に回転するクラッチリテーナ11と、油路4から作動オイルが供給される油圧室48と、油路3からのオイルを溜めることができ、油圧室48に比べて遠心力による油圧増加が大きいバランス室49等を備えて構成された油圧クラッチ装置10である。油圧クラッチ装置10の作動が解除されている状態で入力軸1が高速回転すると、油圧室48内のオイル圧よりもバランス室49内のオイル圧が大きくなり、油圧室48内の作動オイルが、孔46を介してバランス室49側に流出することを防止する。
請求項(抜粋):
回転軸とこの回転軸の途中を囲む筒状体の周りに配置され、回転軸と一体に回転する流体圧クラッチ装置において、筒状体に設けられ、作動流体を供給する第1流体路と、筒状体よりも径方向内側に位置する第2流体路と、回転軸に固定され、筒状体に対して回転する環状のクラッチリテーナと、クラッチリテーナ内に設けられた環状空間と、環状空間内に配置されたクラッチピストンと、クラッチピストンの一側と他側を連通させる孔と、クラッチピストンの一側に設けられて筒状体の径方向外側に配置され、第1流体路に通じる流体圧室と、クラッチピストンの他側に設けられ、第2流体路に通じて流体を溜めることができ、流体圧室に比べて遠心力による流体圧増加が大きい貯留室とを備えることを特徴とする流体圧クラッチ装置。

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