特許
J-GLOBAL ID:200903026891234192
非機密性のネットワークを介してクレジットカード番号のリストを通信する方法およびシステム
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-536524
公開番号(公開出願番号):特表平11-506231
出願日: 1996年05月17日
公開日(公表日): 1999年06月02日
要約:
【要約】本発明は、非機密性のネットワークを介して販売主が顧客と通信を行う際に、販売主が顧客用のファイル中に有する1つ以上のクレジットカード番号を安全に通知する方法およびシステムに関する。販売主は、ファイル中に格納されている各クレジットカード番号の各一部のみを含むメッセージを顧客に送信する。そのメッセージには、各クレジットカード番号の各一部が抽出されたことを説明する情報が含まれる場合もある。コンピュータ38は、データベース40中の顧客用ファイルに格納されているクレジットカード番号を検索し、インターネットネットワーク30や他の非機密性のネットワークを介してそのメッセージを顧客側10に伝送する。顧客は、販売主のファイルに格納されているクレジットカード番号の中から、取引の料金決済に使用されるべき特定のクレジットカード番号を、返信メッセージにより通知することができる。販売主から送信されるメッセージ中には、クレジットカード番号の一部だけが含まれるので、顧客のクレジットカード番号全体が第三者に知られるおそれはない。
請求項(抜粋):
排他的な権利が要求される発明は、以下の通りである。 1. 販売主がデータベース中に格納している顧客のクレジットカード番号を、非機密性のネットワークを介した通信により、販売主から顧客に通知可能な方法は、以下のステップを含む: (a)データベースから顧客のクレジットカード番号を検索する; (b)クレジットカード番号の一部、すなわちクレジットカード番号全体よりも実質的に小さい前記一部を抽出する; (c)クレジットカード番号の一部を含むメッセージを生成する; (d)非機密性のネットワークを介して顧客にメッセージを伝送する。 2. クレーム1の方法において、前記メッセージは、前記メッセージ中にクレジットカード番号の一部が含まれることを示す注釈部を有する。 3. クレーム1の方法において、クレジットカード番号の一部は、クレジットカード番号の後尾側N(Nは整数)個の数字列で構成される。 4. クレーム1の方法において、前記メッセージは、顧客宛てのEメールメッセージを含む。 5. クレーム1の方法において、前記メッセージは、ワールドワイドウェブ頁を含む。 6. クレーム1の方法において、販売主は、データベース中に顧客の複数のクレジットカード番号を含んでおり、さらに、顧客の複数のクレジットカード番号のそれぞれについて、繰り返しステップ(a)と(b)とにより、クレジットカード番号の一部を抽出する。そして、顧客の複数のクレジットカード番号の各一部を含むメッセージを生成する。 7. クレーム6の方法において、顧客の複数のクレジットカードの各一部が互いに異なるか否かを判断し、互いに異なっていなければ、クレジットカードの各一部のサイズを大きくし、これら各一部が互いに異なるまで、各一部を徐々に大きくする。その後、サイズを大きくしたクレジットカードの各一部を含むメッセージを生成する。 8. クレーム7の方法において、リストされたクレジットカード番号の各一部に対応して、クレジットカードの種類を前記メッセージ中に提示するステップを含み、2つのクレジットカード番号の各一部の数字列が同じであっても、これらクレジットカードの種類が異なれば、各一部は異なっているものとする。 9. クレーム7の方法において、リストされたクレジットカード番号の各一部に対応して、クレジットカードの使用期限をメッセージ中に提示するステップを含み、2つのクレジットカード番号の各一部の数字列が同じであっても、これらクレジットカードの使用期限が異なれば、各一部は異なっているものとする。 10. クレーム7の方法において、顧客の複数のクレジットカード番号のうち、販売主との取引に用いられる特定のクレジットカード番号を、顧客からの返信メッセージにより通知するように顧客に要求するステップを含む。 11. 非機密性の伝送方法を利用して、販売主から顧客に対して、販売主のデータベース中に格納されている顧客のクレジットカード番号を通知するためのメッセージを生成して伝送するシステムは、以下のものを含む: (a)前記メッセージを生成して伝送するために使用され、命令を実行する中央演算装置と、実行される前記命令が格納されるメモリと、データベースおよび前記メッセージが格納される不揮発性記録装置とを有するコンピュータを有し; (b)前記コンピュータの前記メモリに格納される前記命令は、前記中央演算装置に対して次の処理を行わせる。 (i)前記不揮発性記録装置に格納された前記データベースから、顧客のクレジットカード番号を検索する; (ii)クレジットカード番号の一部、すなわち、クレジットカード番号全体よりも実質的に桁数の少ない一部を抽出する; (iii)クレジットカード番号の一部を含むメッセージを生成する; (iv)非機密性の伝送方法を利用して顧客にメッセージを伝送する; 12. クレーム11のシステムにおいて、前記命令は、前記中央演算装置に対して、前記メッセージ中にクレジットカード番号の一部が含まれていることを示す注釈部を、前記メッセージ中に含ませる。 13. クレーム11のシステムにおいて、前記命令は、前記中央演算装置に対して、クレジットカード番号の一部として使用される、クレジットカード番号の後尾側N(Nは整数)個の数字列を抽出させる。 14. クレーム11のシステムにおいて、前記命令は、前記メッセージとして、Eメールメッセージを前記中央演算装置に生成させる。 15. クレーム11のシステムにおいて、前記命令は、前記メッセージとして、ワールドワイドウェブ頁を前記中央演算装置に生成させる。 16. クレーム11のシステムにおいて、販売主は、データベース中に顧客の複数のクレジットカード番号を格納しており、前記命令は、前記中央演算装置に対して、以下の処理を実行させる: (a)前記データベースから前記複数のクレジットカード番号のすべてを検索する; (b)前記複数のクレジットカード番号の各一部を抽出する; (c)前記複数のクレジットカード番号の各一部を含んだ前記メッセージを生成する。 17. クレーム16のシステムにおいて、前記命令は、前記中央演算装置に対して、以下の処理を実行させる: 顧客の複数のクレジットカード番号の中から抽出された各一部が互いに異なるか否かを判断する。そして、各一部が互いに異なっていなければ、以下の処理を実行させる。 (a)複数のクレジットカード番号から抽出された各一部が互いに異なるまで、抽出するサイズを徐々に大きくし、; (b)サイズを大きくしたクレジットカード番号の各一部を含む前記メッセージを生成する。 18. クレーム17のシステムにおいて、前記命令は、前記中央演算装置に対して、リストされたクレジットカード番号の各一部に対応して、クレジットカードの種類を前記メッセージ中に含ませ、2つのクレジットカード番号の各一部が同じ数字列であっても、前記2つのクレジットカード番号の各種類が異なっていれば、これら2つのクレジットカード番号の各一部は互いに異なると判断させる。 19. クレーム17のシステムにおいて、前記命令は、前記中央演算装置に対して、リストされたクレジットカード番号の各一部に対応して、クレジットカードの使用期限を前記メッセージ中に含ませ、2つのクレジットカード番号の各一部が同じ数字列であっても、前記2つのクレジットカードの使用期限が異なっていれば、前記2つのクレジットカードの各一部は異なると判断させる。 20. クレーム11のシステムにおいて、前記命令は、前記中央演算装置に対して、顧客の複数のクレジットカード番号のうち、販売主との取引で使用されるべき特定のクレジットカード番号を返信メッセージにて顧客が通知するように、顧客に要求するメッセージを生成させる。
IPC (3件):
G06F 17/60
, G09C 1/00 660
, H04L 9/32
FI (3件):
G06F 15/21 330
, G09C 1/00 660 B
, H04L 9/00 671
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