特許
J-GLOBAL ID:200903026903460649

FMCWレーダ装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 足立 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-179227
公開番号(公開出願番号):特開平9-222474
出願日: 1996年07月09日
公開日(公表日): 1997年08月26日
要約:
【要約】【課題】 送信信号及び受信信号の周波数の大小関係によらず、物標との距離や相対速度を常に正しく検出できるFMCWレーダ装置を提供する。【解決手段】 送信信号と受信信号とを混合してなるビート信号を、各受信チャネルCH1,CH2毎、及び送信信号の周波数が増大する上昇部、周波数が減少する下降部毎にフーリエ変換し、ピーク周波数成分の周波数と位相を検出する。同一障害物に基づくピーク周波数成分について、上昇部及び下降部毎に、受信チャネルCH1,CH2間で位相差△φu(i),△φd(j)を算出(210〜230)し、その符号が互いに等しいか否かにより送信信号と受信信号の周波数の大小関係を判定し、その判定結果に応じて、送信信号と受信信号の周波数差の絶対値として検出される各ピーク周波数fu(i),fd(j)に符号を付与して、障害物との距離D及び相対速度Vを算出(240〜260)する。
請求項(抜粋):
三角波変調信号によって周波数変調され、周波数が漸次増減する送信信号を発生し、レーダ波として送信する送信手段と、物標により反射された上記レーダ波を受信して受信信号を発生すると共に、該受信信号と上記送信信号とを混合してビート信号を発生する少なくとも2つの受信手段と、該受信手段毎に設けられ、該受信手段からのビート信号をフーリエ変換する解析手段と、上記受信手段に対応して設けられ、上記解析手段でのビート信号の解析結果から、上記送信信号の周波数が上昇する上り変調時、及び周波数が下降する下り変調時の各変調時毎に、周波数スペクトル上でピークとなるピーク周波数成分を検出する周波数検出手段と、該周波数検出手段にて各変調時毎に検出されたピーク周波数成分の和又は差をパラメータとし所定の演算式を用いて物標との距離及び相対速度の少なくともいずれか一方を算出することで物標を検出する物標検出手段と、を備えたFMCWレーダ装置において、上記受信手段毎に対応して設けられ、上記解析手段の解析結果から、各変調時毎に、上記周波数検出手段にて検出されたピーク周波数成分の位相を算出する位相算出手段と、該位相算出手段にて算出されるピーク周波数成分の位相に基づき、各変調時毎に各受信手段間でのピーク周波数成分の位相差を算出する位相差算出手段と、該位相差算出手段にて算出されるピーク周波数成分の位相差を比較し、各変調時毎に特定される上記送信信号と上記受信信号との大小関係を判定する位相差比較手段と、を設け、上記物標検出手段は、上記位相差比較手段の判定結果に応じて正負符号を付与したピーク周波数から上記パラメータを求めることを特徴とするFMCWレーダ装置。
IPC (2件):
G01S 13/34 ,  G01S 13/60
FI (2件):
G01S 13/34 ,  G01S 13/60 D
引用特許:
出願人引用 (2件)

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