特許
J-GLOBAL ID:200903026914240659

デイスクブレーキのピストン戻し機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-294249
公開番号(公開出願番号):特開平5-133429
出願日: 1991年11月11日
公開日(公表日): 1993年05月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 作動油圧系の除圧時に、ゴムリングの弾性復元力でピストンを引き戻す場合に、ピストンの戻り量が負荷液圧の大きさに応じた形で定まるようにする。【構成】 シリンダ2内面のシール溝5と、その溝に挿入してピストン3の外周に締め代をもって嵌める液封用ゴムリング4の反液圧側端面との間にゴムリング4よりも硬くて弾性係数の高い弾性リング7を介設する。シール溝5と弾性リング7の間には弾性リング7の変形を許容する空所6を設け、弾性リング7とゴムリング4の間には必要に応じて第2の空所8を設ける。負荷液圧が上昇すれば弾性リング7の変形量が増大し、ゴムリング4の弾性変形量を決める実質的面取り量(空所のサイズ)の増加が生じてピストン戻り量が液圧に応じた形で増加する。そのため、低圧負荷時のピストンストローク増加を招かずに、高圧負荷後のピストン引戻し量の不足による引きずりトルクの増加の問題を解消する。
請求項(抜粋):
ブレーキシリンダ内面の反液圧側溝縁を面取りしたシール溝にゴムリングを嵌め、このゴムリングをブレーキピストンの外周に圧接させて上記シリンダとピストン間を液封すると共に、ブレーキピストンの加圧時に上記の面取りで生じた空所を埋めるように弾性変形する上記ゴムリングの復元力で除圧時にブレーキピストンを引き戻すディスクブレーキのピストン戻し機構において、上記シール溝とゴムリングの反液圧側端面との間にゴムリングよりも弾性係数の高い弾性リングをブレーキピストンとの間に隙間をあけて介在したことを特徴とするピストン戻し機構。
IPC (2件):
F16D 65/20 ,  F16D 55/22

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