特許
J-GLOBAL ID:200903026929238391

背景雑音消去装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 工藤 宣幸
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-153790
公開番号(公開出願番号):特開平10-003297
出願日: 1996年06月14日
公開日(公表日): 1998年01月06日
要約:
【要約】【課題】 出力信号の音感、音質を従来より高めることができるように適切な背景雑音消去を実行する。【解決手段】 入力された音響信号に存在する音声信号が有声音か無声音かによって、雑音消去特性が異なる出力信号を選択させる。有声音を有する音響信号に対する減衰特性の谷間の深さを規制する窓関数を入力音響信号の内容によって適応的に変化させる。
請求項(抜粋):
時間軸上の入力音響信号を周波数軸上の信号に変換する時間軸/周波数軸変換手段と、入力音響信号が背景雑音だけか、入力音響信号が音声信号を含むか、音声信号を含む場合に有声音か無声音かを判別する信号種別判定手段と、上記時間軸/周波数軸変換手段で変換された周波数軸上の音響信号に基づいて、入力音響信号が背景雑音だけのときだけに入力音響信号に追従しながら背景雑音を推定した推定雑音信号を形成すると共に、入力音響信号が音声信号を含むときに、音声信号が含まれる直前の推定雑音信号を繰返し出力する背景雑音推定出力手段と、少なくとも入力音響信号が音声信号を含むときに、当該背景雑音推定出力手段からの推定雑音信号に第1の係数を乗算する第1の乗算手段と、上記時間軸/周波数軸変換手段で変換された周波数軸上の音響信号から、第1の係数が乗算された推定雑音信号を減じる第1の雑音消去演算手段と、この第1の雑音消去演算手段からの出力信号又は上記時間軸/周波数軸変換手段からの出力信号の周波数特性に応じて、窓関数を作成する適応窓関数発生手段と、上記第1の雑音消去演算手段からの出力信号のスペクトルを、上記窓関数発生手段が作成した窓関数に応じて修正するスペクトル修正手段と、入力音響信号に有声音の音声信号があるときに、上記スペクトル修正手段からの出力信号を選択し、入力音響信号に無声音の音声信号があるときに、上記第1の雑音消去演算手段からの出力信号を選択する雑音消去信号選択手段と、この雑音消去信号選択手段で選択された周波数軸上の信号を時間軸上の信号に変換する周波数軸/時間軸変換手段とを有することを特徴とする背景雑音消去装置。
IPC (4件):
G10L 9/00 ,  H04B 15/00 ,  H04M 1/00 ,  H04B 17/00
FI (4件):
G10L 9/00 F ,  H04B 15/00 ,  H04M 1/00 H ,  H04B 17/00 Z

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