特許
J-GLOBAL ID:200903026961621121

摩擦クラッチ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 伊藤 武久 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-068762
公開番号(公開出願番号):特開平11-325114
出願日: 1999年03月15日
公開日(公表日): 1999年11月26日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 簡単な構造にもかかわらず作動中の意図しない不適応に強い摩擦クラッチ、特に動力車に使用するための摩擦クラッチを提供する。【解決手段】 調整エレメント37が押し付けプレート13に配置されており、且つ調整エレメント39にダイアフラムスプリング15が軸方向に浮揚可能に当接する調整エレメントを備える損耗調整装置35をもっている。損耗調整装置35の押し付けプレート13とダイアフラムスプリング15との間で効力のある軸方向の広げ力が、持ち上げ弾性装置75のプレストレス力よりも小さく、且つ第二の調整エレメント39に、クラッチハウジング9に対して固定した調整行程制限ストッパ79が付設されており、持ち上げ行程制限装置48の持ち上げ行程あそびが使い果たされた際に調整行程制限ストッパが第二の調整エレメント39の広がり運動を制限する。
請求項(抜粋):
回転軸心(1)に関して回転可能な第一のクラッチユニット(3)にして、クラッチハウジング(9)と、前記クラッチハウジング(9)にそれに対して相対的に回転固定にしかし軸方向には可動に配置された押し付けプレート(13)と、前記クラッチハウジング(9)に固定的に結合された対応押し付けプレート(11)、特にフライホイールの形での対応押し付けプレートと、前記クラッチハウジング(9)と前記押し付けプレート(13)との間に挟み込まれているダイアフラムスプリング(15)であって前記押し付けプレート(13)を軸方向にて前記対応押し付けプレート(11)の方へ締め付けるダイアフラムスプリングと、を備える第一のクラッチユニット、前記回転軸心(1)に関して前記第一のクラッチユニット(3)に対して相対的に回転可能な第二のクラッチユニット(7)にして、シャフト(5)、特にトランスミッションの入力シャフトとの回転固定な結合のためのハブ(23)と、前記押し付けプレート(13)と前記対応押し付けプレート(11)との間に挟み込まれ得る摩擦ディスク装置(29、31)と、を備える第二のクラッチユニット、前記押し付けプレート(13)と前記クラッチハウジング(9)との間で効力のある持ち上げ行程制限装置(48)にして、予め決められた最低量の調整力に抗して互いに対して相対的に軸方向に互いから離れるように運動可能な少なくとも一対の制限エレメント(49、59)であって、前記制限エレメント(49、59)のうちの第一の制限エレメント(49)が前記の二つの構成要素の内の一方、押し付けプレート(13)あるいはクラッチハウジング(9)、と結合されており、前記両方の制限エレメント(49、59)のうちの第二の制限エレメント(59)が前記の二つの構成要素のうちのもう一方、押し付けプレート(13)あるいはクラッチハウジング(9)、における二つの制限ストッパ(65、67)により確定された持ち上げ行程あそびによってこのもう一方の構成要素に対して相対的に軸方向に可動である少なくとも一対の制限エレメントを備える持ち上げ行程制限装置、前記持ち上げ行程制限装置(48)の前記調整力よりも小さいプレストレス力で前記押し付けプレート(13)に前記対応押し付けプレート(11)から軸方向にて離れる方向にむけて負荷を与える持ち上げ弾性装置(75)、前記ダイアフラムスプリング(15)の押し付け力経路にてこれと前記押し付けプレート(13)との間に配置された損耗調整装置(35)にして、互いに対して相対的に弾性エレメント(47)によって軸方向にて広げられ得る少なくとも一対の調整エレメント(37、39)であって、当該両方の調整エレメント(37、39)のうちの第一の調整エレメント(37)が前記押し付けプレート(13)に配置されており、且つ当該両方の調整エレメント(37、39)のうちの第二の調整エレメント(39)に前記ダイアフラムスプリング(15)が軸方向にて浮揚可能に当接する少なくとも一対の調整エレメントを備える損耗調整装置(35)であり、当該損耗調整装置(35)の、前記押し付けプレート(13)と前記ダイアフラムスプリング(15)との間で効力のある軸方向の広げ力が、前記持ち上げ弾性装置(75)の前記プレストレス力よりも小さく、且つ前記両方の調整エレメント(37、39)のうちの前記第二の調整エレメント(39)に、前記クラッチハウジング(9)に対して固定した調整行程制限ストッパ(79)が付設されており、前記持ち上げ行程制限装置(48)の持ち上げ行程あそびが使い果たされた際に当該調整行程制限ストッパが前記第二の調整エレメント(39)の広がり運動を制限する損耗調整装置、をもっている摩擦クラッチ、特にマルチプレート摩擦クラッチ。

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