特許
J-GLOBAL ID:200903026965526077

繊維質積層材の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中谷 守也
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-195614
公開番号(公開出願番号):特開平7-034383
出願日: 1993年07月14日
公開日(公表日): 1995年02月03日
要約:
【要約】【構成】 熱変形温度が130°C以上の素材よりなる繊維質カーペットに、最低造膜温度が10°C以上の熱可塑性樹脂エマルジョン(a)と平均粒径が10〜500μmで軟化温度が20°C以上の熱可塑性樹脂粒子(b)とを樹脂量(重量)で100:(3〜100)の割合で配合してなるバッキング塗工剤を塗布して得た塗工カーペットの乾燥塗工面に繊維質マットを積層し、加熱・接着して繊維質積層材を製造する際に、そのバッキング塗工剤として樹脂エマルジョン(a)の樹脂と樹脂粒子(b)の樹脂との溶解性パラメーター(δ値)の差が2.5以下であり、かつ溶融粘度が積層・接着時の加熱温度において2×106 ポイズ以下である塗工剤を用いる方法である。【効果】 三点曲げ強度、クッション性、通気性及び接着力がバランスよく優れた繊維質積層材を比較的低温の加熱接着で容易に製造できる。
請求項(抜粋):
熱変形温度が130°C以上の素材よりなる繊維質カーペット(A)に、最低造膜温度が10°C以上の熱可塑性樹脂エマルジョン(a)と平均粒径が10〜500μmで軟化温度が20°C以上の熱可塑性樹脂粒子(b)とを樹脂量で前者の100重量部に対して後者を3〜100重量部の割合で配合してなるバッキング塗工剤を塗布・乾燥して得られたバッキング塗工剤塗工繊維質カーペットの該塗工面に繊維質マット(B)を、該熱可塑性樹脂粒子(b)の軟化温度以上でかつ該繊維質カーペット(A)の素材主成分が熱変形しない温度条件で加熱して積層・接着する方法において、前記のバッキング塗工剤として前記の熱可塑性樹脂エマルジョン(a)の樹脂と前記の熱可塑性樹脂粒子(b)の樹脂との溶解性パラメーター(δ値)の差が2.5以下であり、かつ溶融粘度が前記の積層・接着時の加熱温度において2×106 ポイズ以下であるバッキング塗工剤を用いることを特徴とする繊維質積層材の製造方法。
IPC (4件):
D06M 15/263 ,  D04H 1/58 ,  D06M 15/233 ,  D06M 23/08

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