特許
J-GLOBAL ID:200903026966455483

吸収促進剤

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (2件): 廣田 雅紀 ,  小澤 誠次
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2006-205407
公開番号(公開出願番号):特開2007-016034
出願日: 2006年07月27日
公開日(公表日): 2007年01月25日
要約:
【課題】機能成分の吸収を効果的に促進することができる吸収促進剤のスクリーニング方法、かかる方法により得られる吸収促進剤、及びこれらを添加してなる飲食品・医薬品を提供すること。【解決手段】ヒト結腸癌由来のCaco-2細胞を透過性膜上に培養して、形態的・機能的に小腸様の単層の細胞層を形成し、粘膜側にpH6.0の緩衝液、基底膜側にpH7.4の緩衝液を添加して、生体の腸管吸収時と同様のH+勾配を形成させて平衡化した腸管吸収モデルを用いて、被検物質の存在下に粘膜側から基底膜側に透過する蛍光マーカーの量を測定する。吸収促進活性が見い出されたほうれん草、カランガル、茗荷、にら、マリーゴールド、ジャスミン、メグスリの木、おかひじき、しらす、ホップ、冬虫夏草、黒胡椒、カルダモン、黒茶、へちまの抽出物を添加して、吸収が促進された飲食品や医薬品を調製する。【選択図】なし
請求項(抜粋):
ヒト結腸癌由来のCaco-2細胞を透過性膜上に培養して、形態的及び機能的に小腸様の単層の細胞層を形成し、粘膜側にpH6.0の緩衝液、基底膜側にpH7.4の緩衝液を添加して、生体の腸管吸収時と同様のH+勾配を形成させて平衡化した後、Caco-2単層細胞の経上皮電気抵抗値(TER)を測定し、TER≧200Ω・cm2の条件を満足することによって、充分なタイトジャンクションが形成されていると判断される細胞を選抜し、(1)選抜されたCaco-2細胞にpH6.0の緩衝液で調製したソディウムフルオレセイン(FC)からなる蛍光マーカーと、同じくpH6.0の緩衝液で調製した被検物質を粘膜側に添加して、粘膜側から基底膜側に透過する一定時間、一定面積当りの蛍光マーカーの量を蛍光光度計により測定する吸収促進物質のスクリーニング方法、又は(2)選抜されたCaco-2細胞にpH6.0の緩衝液で調製したソディウムフルオレセイン(FC)を含む吸収機作の異なる複数の蛍光マーカーを個別に用いて、同じくpH6.0の緩衝液で調製した被検物質を粘膜側に添加して、粘膜側から基底膜側に透過する一定時間、一定面積当りの蛍光マーカーの量を、蛍光光度計を用いて各蛍光マーカーに適した波長で個別に測定する吸収機作の異なる吸収促進物質の個別スクリーニング方法により得られる、吸収機作の異なる吸収促進物質の組合せを有効成分として含有することを特徴とする総合吸収促進剤。
IPC (8件):
A61K 47/46 ,  G01N 33/50 ,  G01N 33/15 ,  G01N 21/78 ,  A61K 33/00 ,  A61P 3/02 ,  A61K 31/352 ,  A23L 1/30
FI (8件):
A61K47/46 ,  G01N33/50 Z ,  G01N33/15 Z ,  G01N21/78 C ,  A61K33/00 ,  A61P3/02 ,  A61K31/352 ,  A23L1/30 B
Fターム (29件):
2G045CB01 ,  2G045FB12 ,  2G045GC15 ,  2G054AA08 ,  2G054CE02 ,  2G054EA03 ,  4B018MD04 ,  4B018MD08 ,  4B018MD23 ,  4B018MD48 ,  4B018ME14 ,  4C076BB01 ,  4C076CC21 ,  4C076CC22 ,  4C076CC29 ,  4C076EE30 ,  4C076EE31 ,  4C076EE58 ,  4C076FF34 ,  4C086AA01 ,  4C086AA02 ,  4C086BA08 ,  4C086HA04 ,  4C086MA01 ,  4C086MA02 ,  4C086MA05 ,  4C086NA11 ,  4C086ZC21 ,  4C086ZC22
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 抗糖尿病剤およびそれを含有する食品
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平10-074205   出願人:森下仁丹株式会社, 財団法人生産開発科学研究所
  • 特開平4-124197
  • 栄養補助食品
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-099349   出願人:寺山昭
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引用文献:
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