特許
J-GLOBAL ID:200903026972142837
三次元流れ解析装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
吉田 研二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-170892
公開番号(公開出願番号):特開2000-002713
出願日: 1998年06月18日
公開日(公表日): 2000年01月07日
要約:
【要約】【課題】 熱線流速計を用いた三次元流れ解析において、装置構成の簡素でかつ任意方向の流れに対して適用可能な解析装置を提供する。【解決手段】 熱線が回転軸Aに対し傾斜した単一傾斜熱線流速計プローブ10を用いる。熱線出力と流速の関係を表す関係式を、熱線と回転軸と流れ方向の幾何学的関係を考慮して変形することにより、熱線出力とプローブ回転角度と流速3方向成分との関係を表す非線形関係式が得られる。これを流速3方向成分について線形化する。測定では、プローブ回転機構100により回転軸A回りに回転させ、3以上の異なる回転角度におけるプローブ10の熱線出力を得る。各回転角度とそれに対応する熱線出力を線形化された関係式に代入すると3以上の式からなる線形連立方程式が得られる。これに対し適当な初期値を与え、最小自乗解法を反復的に適用することにより、熱線の位置における流速の3方向成分を求める。
請求項(抜粋):
測定点において、その測定点を通る所定の回転軸に対して傾斜した状態で配置された熱線を、前記回転軸回りに回転させる熱線回転手段と、前記熱線を前記熱線回転手段で回転させたときに、3以上の異なる各回転角度において前記熱線の出力を測定する測定手段と、熱線の回転角度、熱線の出力及び流速の3方向成分の関係を表す非線形関係式を線形化して得た線形化関係式に対し、前記各回転角度及びそれら各回転角度で測定した熱線の出力を代入することにより、流速の3方向成分を未知数とする線形連立方程式を構成し、この線形連立方程式を数値的に解くことにより、前記測定点での流速の3方向成分を算出する演算手段と、を含む三次元流れ解析装置。
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