特許
J-GLOBAL ID:200903026979793230

MRイメージング装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉谷 勉
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-236138
公開番号(公開出願番号):特開平9-056694
出願日: 1995年08月21日
公開日(公表日): 1997年03月04日
要約:
【要約】【課題】 所定順序および逆順序で複数個のスライスを励起して信号収集し、同一スライスのデータ同士を加算処理することにより各スライスのデータ毎に信号強度を補正して、水成分の流入に起因するアーティファクトを防止しつつも有効なコントラストを有するスライス数を増加させることができるMRイメージング装置を提供する。【解決手段】 1個の反転RFパルス300と各パルス対P1〜Pnとからなるパルス群G1を照射し、1個の反転RFパルス300と各パルス対Pn〜P1とからなるパルス群G2を照射する。つまり、所定順序および逆の順序で複数個のスライスを励起し、第1のデータ群と第2のデータ群を得る。そして同一スライスのデータ同士を加算処理することにより、短・長の各反転回復時間を加算し、新たなデータ群に基づきスライス像を再構成する。
請求項(抜粋):
NMR現象を利用してイメージングを行なうMRイメージング装置であって、(a)撮影領域空間に均一な静磁場を発生する主マグネットと、(b)前記主マグネットに付設され、前記静磁場で直交する3次元方向に磁場強度がそれぞれ変化する3つの傾斜磁場パルス(スライス選択用傾斜磁場パルス、位相エンコード用傾斜磁場パルス、読み出し用傾斜磁場パルス)を発生させるための第1/第2/第3の傾斜磁場コイルと、(c)前記撮影領域空間に載置された被検体に対するRF信号の照射及び被検体から発生するエコー信号の検出を行なうためのRFコイルと、(d)前記RFコイルを介して、複数個のスライスに含まれるプロトンのスピンを反転させるための周波数帯域を有する1個の反転RFパルスと、前記複数個のスライスを所定の順序で励起するための、前記反転RFパルスに続いて所定のタイミングで照射される励起RFパルスと、からなる第1のRFパルス群と、前記第1のRFパルス群に続く、前記第1のRFパルス群の反転RFパルスと同じ1個の反転RFパルスと、前記複数個のスライスを前記所定の順序とは逆の順序で励起するための、前記反転RFパルスに続いて所定のタイミングで照射される励起RFパルスと、からなる第2のRFパルス群とを照射するRF照射手段と、(e)前記第1のRFパルス群および前記第2のRFパルス群の各RF信号を前記RFコイルから照射するタイミングに基づいて、前記第1の傾斜磁場コイルを介してスライス選択用傾斜磁場パルスを発生させ、前記第2の傾斜磁場コイルを介して位相エンコード用傾斜磁場パルスを発生させ、前記RF信号によって発生するエコー信号とほぼ同時に前記第3の傾斜磁場コイルを介して読み出し用傾斜磁場パルスを発生させ、これらによって最初のパルスシーケンスを形成し、前記位相エンコード用傾斜磁場パルスを変えつつ前記最初のパルスシーケンスを所定回数繰り返す、前記第1/第2/第3の傾斜磁場コイルに接続された傾斜磁場制御手段と、(f)前記第1のRFパルス群および前記第2のRFパルス群によって発生した複数個のエコー信号(第1および第2のエコー信号群)を順次に前記RFコイルを介して収集し、第1のエコー信号群から得られる第1のデータ群と第2のエコー信号群から得られる第2のデータ群のうち、同一スライスの2つのデータ同士を加算処理して新たなデータ群を生成する加算処理手段と、(g)前記加算処理手段によって生成された新たなデータ群に基づいて、複数個のスライス像を再構成するデータ処理手段と、を備えていることを特徴とするMRイメージング装置。
IPC (2件):
A61B 5/055 ,  G01N 33/48
FI (2件):
A61B 5/05 311 ,  G01N 24/08 510 Y
引用特許:
出願人引用 (4件)
  • 特開昭62-295651
  • 特開昭63-281637
  • MRI装置
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-116000   出願人:ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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