特許
J-GLOBAL ID:200903027033554800

2ゾーン式溶融金属、水素と一酸化炭素高含有のガス発生法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 野河 信太郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-526585
公開番号(公開出願番号):特表2001-507050
出願日: 1996年11月25日
公開日(公表日): 2001年05月29日
要約:
【要約】炭化水素を、水素に富むガスが形成される第1のゾーン(4)中の溶融金属に供給し、溶融金属を一酸化炭素に富むガスが形成される第2のゾーン(5)に循環して酸素を含んだガスと接触させることにより、固体、液体および気体の炭化水素原料を2から200気圧で独立した実質的に水素を多く含んだガスおよび一酸化炭素を多く含んだガス流に転化するための高圧式2ゾーン溶融金属気化工程。循環する溶融鉄中の炭素レベルはFeOの形成を最小限にするために、0.3重量%以上に制御される。硫化水素および他の揮発性硫黄化合物はそれそれのガス流から下流の装置(12および16)にてスクラビングすることにより除去される。
請求項(抜粋):
a)1,200°Cから2,550°C(2,192°Fから4,532°F)、2から200気圧で作動する第1の溶融金属ゾーンに炭化水素原料を、相対的に乾燥した1重量%未満の水を含む気体または液体または固体または固体-液体スラリーまたはガス中に噴霧化した固体あるいは液体の形態でゾーンの溶融金属表面の下に導入し、炭化水素を溶融金属表面から出て行く水素に富むガス流と溶融金属中に溶解する炭素とに変換し、b)第1の溶融金属ゾーンの少なくとも一部を第2の溶融金属ゾーンに移し;酸素を含有する流れを制御した量で加え第2の溶融金属ゾーン中の炭素を酸化し一酸化炭素に富むガス流を生じさせることによって第2の溶融金属ゾーンの炭素含有量を減少させ;c)分離相のFeOを含む可能性がある高レベルのFeO、酸化鉄の形成を最小にするために第2のゾーンから第1のゾーンへと戻される溶融鉄中の炭素の量が0.3重量%以上となるよう慎重に制御して第2の溶融金属ゾーンの少なくとも一部を第1の溶融金属ゾーンに再循環し、d)前記別々の水素に富むガス流と一酸化炭素に富むガス流をそれぞれのゾーンから送出し、水素に富むガス流と一酸化炭素に富むガス流を消費する化学工程に導入するのに適した温度にまで冷却し、各ガス流の圧力を2気圧以上に制御し、e)両ゾーンの溶融鉄の上に浮いているスラグに取り込むことで原料中の硫黄をいずれも除去するか、または硫黄を溶融金属中で平衡水準になるまで蓄積させ水素に富むガス流と一酸化炭素に富むガス流中に硫化水素または揮発性の他の硫黄化合物として放出しガス消費化学工程に移動させ、f)水素に富むガス流と一酸化炭素に富むガス流を生成する溶融金属ゾーン中の過程の一部として生じる塵および煙をガス冷却装置の一部であるバッグフィルタのような従来手段で除去することからなる、2から200気圧の範囲の圧力で水素に富むガス流と一酸化炭素に富むガス流との両方を生成する方法。
IPC (6件):
C10J 3/57 ,  B01D 53/14 ,  C01B 3/24 ,  C10G 9/34 ,  C10K 1/02 ,  C10K 3/02
FI (8件):
C10J 3/57 G ,  B01D 53/14 C ,  C01B 3/24 ,  C10G 9/34 ,  C10J 3/57 E ,  C10J 3/57 A ,  C10K 1/02 ,  C10K 3/02
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特表平7-506145

前のページに戻る