特許
J-GLOBAL ID:200903027059883624

硫黄を配位原子とする水系潤滑剤とその使用方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小玉 秀男 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-149839
公開番号(公開出願番号):特開2001-323294
出願日: 1997年11月18日
公開日(公表日): 2001年11月22日
要約:
【要約】【課題】 金属表面に塗布するだけで、金属の重加工に必要な潤滑膜を形成する、油を含まない水系潤滑剤を実現する。【解決手段】 この水系潤滑剤は、金属キレート化合物を界面活性剤等で水に懸濁ないし分散させたものである。ここで用いる金属キレート化合物は、配位原子の少なくとも一つを硫黄とする複座又は多座のキレート配位子が、亜鉛、マンガン、鉄、モリブデン、錫、アンチモンの内の一種以上の金属の配位座に配位したものである。この水系潤滑剤は金属表面に塗布されると金属表面に強固な潤滑膜を形成する。この潤滑膜は硫黄を配位原子とするために、極圧されるとトライボ反応によって分解してイオウラジカルを生成する。このイオウラジカルは反応性に富んでおり、金属表面と迅速に反応して潤滑効果を有する硫化金属を生成する。またこのイオウラジカルは金属キレート化合物が分解することで生成される金属イオンと反応し、これもまた潤滑効果を有する硫化金属を生成する。このようにしてこの水系潤滑剤は良好な潤滑作用をもたらす。
請求項(抜粋):
配位原子の少なくとも一つを硫黄とする複座又は多座のキレート配位子が、亜鉛、マンガン、鉄、モリブデン、錫、アンチモンの内の一種以上の金属の複数の配位座を部分的に満たして配位するとともに、残りの配位座に硫黄を配位原子としない配位子が配位した混配位子金属キレート化合物が、水に懸濁ないし分散している水系潤滑剤。
IPC (21件):
C10M173/02 ,  C10M107/46 ,  C10M107/54 ,  C10M125/24 ,  C10M135/18 ,  C10M135/22 ,  C10M135/26 ,  C10M135/32 ,  C10M135/36 ,  C10M145/12 ,  C10M159/18 ,  C10N 10:04 ,  C10N 10:08 ,  C10N 10:10 ,  C10N 10:12 ,  C10N 10:14 ,  C10N 10:16 ,  C10N 20:00 ,  C10N 30:00 ,  C10N 30:06 ,  C10N 40:24
FI (21件):
C10M173/02 ,  C10M107/46 ,  C10M107/54 ,  C10M125/24 ,  C10M135/18 ,  C10M135/22 ,  C10M135/26 ,  C10M135/32 ,  C10M135/36 ,  C10M145/12 ,  C10M159/18 ,  C10N 10:04 ,  C10N 10:08 ,  C10N 10:10 ,  C10N 10:12 ,  C10N 10:14 ,  C10N 10:16 ,  C10N 20:00 Z ,  C10N 30:00 A ,  C10N 30:06 ,  C10N 40:24 Z
Fターム (25件):
4H104AA20 ,  4H104BG10A ,  4H104BG10C ,  4H104BG12A ,  4H104BG12C ,  4H104BG14A ,  4H104BG14C ,  4H104BG17A ,  4H104BG17C ,  4H104BG19A ,  4H104BG19C ,  4H104CB07 ,  4H104DB04A ,  4H104DB04C ,  4H104EA17C ,  4H104EB04 ,  4H104FA02 ,  4H104FA04 ,  4H104FA05 ,  4H104FA06 ,  4H104FA07 ,  4H104FA08 ,  4H104LA03 ,  4H104LA11 ,  4H104PA23
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開昭58-063794
  • 特開昭57-167397
  • 特開昭53-032274
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