特許
J-GLOBAL ID:200903027138310150

竹の可塑成形法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-140179
公開番号(公開出願番号):特開平5-329807
出願日: 1992年06月01日
公開日(公表日): 1993年12月14日
要約:
【要約】【目的】 可塑成形時に引張側となる部分に破壊が生じにくい可塑化処理を竹に施して、平板あるいは各種の曲率に竹を可塑成形することを可能とする。【構成】 乾燥状態の竹の引張側となる部分の木口面にシ-ル処理を施し、圧縮側となる部分の木口面にはシ-ル処理を施さない状態で、可塑剤中に浸漬し、常圧あるいは減加圧法によって可塑剤が竹の圧縮側部分のみに注入されるようにする。注入後、引張側部分の木口面に塗布されたシ-ル材を除去するとともに、圧縮側部分の木口面にシ-ル処理を施す。この処理によって、圧縮側部分に大量に存在する可塑剤は加熱成形時に長時間残存し、一方、引張側部分に少量存在する可塑剤は急速に離脱する。この結果、圧縮側部分の可塑化が促進され、反対に、引張側部分の可塑化が抑制されるため、引張側部分に生じる引張応力が減少し、同時に、引張側部分の強度が向上することによって、引張側部分の破壊が防止される。
請求項(抜粋):
竹の可塑成形時に引張側となる部分の木口面にシ-ル処理を施し、圧縮側となる部分の木口面にはシ-ル処理を施さない状態で、乾燥状態の竹を水などの可塑剤中に常圧浸漬あるいは減加圧浸漬し、シ-ル処理を施していない木口面から圧縮側部分のみに大量の可塑剤を注入した後、加熱することにより、圧縮側部分のみ可塑化を促進して成形加工する竹の可塑成形法。
IPC (2件):
B27K 9/00 ,  B27J 1/00

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