特許
J-GLOBAL ID:200903027219413123

内燃機関のバルブタイミング可変機構

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-125784
公開番号(公開出願番号):特開平9-310607
出願日: 1996年05月21日
公開日(公表日): 1997年12月02日
要約:
【要約】【課題】カムシャフトと同シャフトに相対回転可能に設けられた構成部材との間のがたつき、そのがたつきに起因する騒音の発生を抑えること。【解決手段】外周に係合部35を有する第1のカムシャフト15上にスリーブ31を回転可能に設ける。スリーブ31をシリンダヘッド19のベアリング37にて回転可能に支持し、ハウジング30を第1のカムシャフト15の先端を覆うように固定する。リングギア32をスリーブ31とアウタ49との間に介在させ、両者31,49を連結する。リングギア32の両端に第1及び第2の油圧室61,62を設ける。スリーブ31は先端面44及び基端面45を有し、基端面45は第2の油圧室62に面する。第2の油圧室62に油圧力を供給することにより、受圧面46にはスリーブ31が係合部35へ向かう押圧力が作用し、係合部35と基端面45とが互いに圧接する。
請求項(抜粋):
機関本体に回転可能に設けられた第1及び第2のカムシャフトと、前記第1のカムシャフトにより駆動される第1のバルブと、前記第2のカムシャフトにより駆動される第2のバルブとを備えた内燃機関のバルブタイミング可変機構であって、前記第1のカムシャフト上に回転可能に設けられたスリーブが前記機関本体に回転可能に支持され、前記スリーブはその軸方向に指向する終端面を有し、その終端面が前記第1のカムシャフト上に突設された係合部に当接可能に対向しており、前記スリーブ及び前記第2のカムシャフトはギア機構を介して互いに連結されており、前記第1のカムシャフトの端部には前記スリーブの一部をその軸方向に沿って覆うハウジングが固定されており、前記スリーブと前記ハウジングとの間には、それら両者と相対回転可能をなし、且つそれらの軸方向に沿って移動可能をなすリングギアが設けられ、前記リングギアはその内外周に内歯及び外歯を有し、それらの歯の少なくとも一方がヘリカルスプラインをなし、前記内歯が前記スリーブの外周に設けられた歯に、前記外歯が前記ハウジングの内周に設けられた歯にそれぞれ噛み合わされており、前記スリーブと前記ハウジングとの間には、前記リングギアの軸方向両側のそれぞれに流体圧力を供給するための第1及び第2の流体圧室が設けられており、前記各流体圧室に流体圧力を選択的に供給することにより、前記リングギアを回転させながらその軸方向へ移動させ、前記ハウジングと前記スリーブとを相対回転させ、前記第1のカムシャフト及び前記第2のカムシャフトの回転位相を互いに変更して、前記第2のバルブのバルブタイミングを可変とするようにした内燃機関のバルブタイミング可変機構において、前記スリーブの前記終端面を前記第1のカムシャフトの前記係合部へ向けて押圧するために、前記終端面とは反対方向に指向する受圧面を前記第1又は第2の流体圧室の少なくとも一方に面するように前記スリーブに設けたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング可変機構。
FI (2件):
F01L 1/34 C ,  F01L 1/34 Z

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