特許
J-GLOBAL ID:200903027239403310

片頭ピストン型斜板式圧縮機および斜板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-360155
公開番号(公開出願番号):特開平11-193780
出願日: 1997年12月26日
公開日(公表日): 1999年07月21日
要約:
【要約】【課題】斜板とシューとの間の耐焼付き性等を改善するために斜板に表面処理を施した場合でも、斜板厚の精度を可能な限り高めること。【解決手段】斜板23と、その斜板のリヤ側に配設された片頭ピストン36と、そのピストンの端部36bを斜板の外周部92に係留すべく該外周部の両面にそれぞれ摺接する一対のシュー37とを備えた斜板式圧縮機の改良に関する。斜板外周部92の両面には、例えば銅系材料の溶射層であるフロント層93及び第1リヤ層94が設けられている。更に、斜板のリヤ側のみにおいて第1リヤ層94の表面には、二硫化モリブデン等の固体潤滑剤が少なくとも一部に存在する第2リヤ層95(固体潤滑剤層)が設けられている。斜板の製造過程において、第2リヤ層95の膜厚はフロント層93の最表面を基準面として管理される。
請求項(抜粋):
駆動軸上に一体回転可能に設けられた斜板と、その斜板のリヤ側に配設された少なくとも一つの片頭ピストンと、そのピストンの端部を前記斜板の外周部に係留すべく前記斜板のフロント面及びリヤ面にそれぞれ摺接する一対のシューとを備え、前記斜板の回転運動を一対のシューを介して前記ピストンの往復運動に変換する片頭ピストン型斜板式圧縮機において、前記斜板のフロント面とそのフロント面に摺接するシューとの間の接触摺動性よりも、前記斜板のリヤ面とそのリヤ面に摺接するシューとの間の接触摺動性の方が優るように、前記斜板のフロント側最表面とリヤ側最表面とで材質又は表面処理方法を異ならせたことを特徴とする片頭ピストン型斜板式圧縮機。
IPC (2件):
F04B 27/10 ,  F04B 27/08
FI (2件):
F04B 27/08 H ,  F04B 27/08 L
引用特許:
審査官引用 (3件)

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