特許
J-GLOBAL ID:200903027281029704
軸状ワークの高周波焼入方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大西 孝治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-089147
公開番号(公開出願番号):特開平6-279862
出願日: 1993年03月23日
公開日(公表日): 1994年10月04日
要約:
【要約】【目的】 軸状ワーク100 に形成された大径部101 と、大径部101 より径が小さく、大径部101 の軸方向の側部に大径部101 と一体的に形成された小径部111 、112 とを備え、小径部111 、112 の軸方向と直角方向の断面形状の重心120 が軸芯線109 から離れている軸状ワーク100 の大径部101 の外周面102 の高周波焼入に際して、軸状ワーク100 を、焼入前に、焼入後に曲がる方向の逆の方向に曲げておく手間を無くする。【構成】 環状の加熱コイル10を大径部101 の外周面102 を取り囲むように配設してから、軸状ワーク100 を軸芯線109 を中心として回転させながら加熱コイル10によって外周面102 を加熱後、加熱コイル10の内周面12に設けた焼入液噴射孔21、31から外周面102 に焼入液の噴射を行い、この噴射は、外周面102 の内、重心120 から軸芯線109 に至る直線の延長線130 が外周面102 に交叉する点を中心としたほぼ半周の外周面への噴射流量を、他のほぼ半周の外周面への噴射流量よりも多くする。
請求項(抜粋):
軸芯線を中心として回転される軸状ワークであって前記軸芯線を軸として形成されたほぼ円柱状の大径部と、この大径部より径が小さく大径部の前記軸芯線方向の側部に大径部と一体的に形成された小径部とを備え、且つ前記小径部の前記軸芯線と直角方向の断面形状の重心が前記軸芯線から離れている軸状ワークの大径部の外周面を焼入する軸状ワークの高周波焼入方法において、環状の高周波加熱コイルを前記外周面を取り囲むように配設してから、軸状ワークを前記軸芯線を中心として回転させながら前記高周波加熱コイルによって前記外周面を加熱後、前記高周波加熱コイルの内周面に設けた焼入液噴射孔から前記外周面に焼入液の噴射を行い、この噴射は、前記外周面の内、前記重心から前記軸芯線に至る直線の延長線が前記外周面に交叉する点を中心としたほぼ半周の外周面への噴射流量を、他のほぼ半周の外周面への噴射流量よりも多くすることを特徴とする軸状ワークの高周波焼入方法。
IPC (2件):
引用特許:
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