特許
J-GLOBAL ID:200903027282010764

被膜特性および低磁場特性に優れた方向性珪素鋼板の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 杉村 暁秀 (外8名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-114790
公開番号(公開出願番号):特開平11-302730
出願日: 1998年04月24日
公開日(公表日): 1999年11月02日
要約:
【要約】【課題】 低磁場での磁気特性の劣化を起こすことなく良好な被膜を形成し得る、新規な方向性珪素鋼の製造方法について提案する。【解決手段】 含珪素鋼塊を、1300°C以下の温度に加熱後、熱間圧延し、次いで1回もしくは中間焼鈍を含む複数回の冷間圧延を施して最終板厚に仕上げたのち、一次再結晶焼鈍を施し、その後焼鈍分離剤を塗布、乾燥してから最終仕上焼鈍を行う一連の工程によって方向性珪素鋼板を製造するに当たり、一次再結晶焼鈍において一次再結晶粒径を12μm 以上50μm 以下に調整したのち、BET 法による比表面積が5m2/g以上50m2/g以下のMgO を主成分とし、さらにCa,SrおよびBaの化合物の1種または2種以上を金属換算で0.03wt%以上3wt%以下含有する組成の焼鈍分離剤を塗布する。
請求項(抜粋):
C:0.005 〜0.070 wt%、Si:1.5 〜7.0 wt%、Mn:0.03〜2.50wt%、Al:0.005 〜0.017 wt%およびN:0.003 〜0.010 wt%を含有する鋼塊を、1300°C以下の温度に加熱後、熱間圧延し、次いで1回もしくは中間焼鈍を含む複数回の冷間圧延を施して最終板厚に仕上げたのち、一次再結晶焼鈍を施し、その後焼鈍分離剤を塗布、乾燥してから最終仕上焼鈍を行う一連の工程によって方向性珪素鋼板を製造するに当たり、一次再結晶焼鈍において一次再結晶粒径を12μm 以上50μm 以下に調整したのち、BET 法による比表面積が5m2/g以上50m2/g以下のMgO を主成分とし、さらにCa,SrおよびBaの化合物の1種または2種以上を合計で金属換算にて0.03wt%以上3wt%以下含有する組成の焼鈍分離剤を塗布することを特徴とする被膜特性および低磁場特性に優れた方向性電磁鋼板の製造方法。
IPC (6件):
C21D 8/12 ,  C21D 9/46 501 ,  C22C 38/00 303 ,  C22C 38/06 ,  C23C 22/00 ,  H01F 1/16
FI (6件):
C21D 8/12 B ,  C21D 9/46 501 B ,  C22C 38/00 303 U ,  C22C 38/06 ,  C23C 22/00 A ,  H01F 1/16 B

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