特許
J-GLOBAL ID:200903027318692760

ベーンポンプ

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-201146
公開番号(公開出願番号):特開2001-027186
出願日: 1999年07月15日
公開日(公表日): 2001年01月30日
要約:
【要約】【課題】 2つの吐出ポートからの吐出油を要求圧力の異なる2つの油路へ供給するものにおいて、隣合う背圧溝を十分な角度幅を有するシール部を介して離間させ、シール部を通過する際に、背圧溝からベーンに加えられる押付け力が一時的に喪失されても、カムリング内面からのベーンの離間を防止し、高圧側から低圧側への圧油の漏洩を防止する。【解決手段】 第1及び第2の吐出側背圧溝32A、32Bとこれら吐出側背圧溝32A、32Bにロータ回転方向に隣接する第1及び第2の吸入側背圧溝31A、31Bとをそれぞれ所定の角度幅を有するシール部35、36を介して離間させ、これらシール部35、36に対応するカムリング14の内面に、カムリフトがほとんど変化しないベーン離間防止部40を形成した。
請求項(抜粋):
ハウジングに装着されたカムリングに回転可能に収納されたロータと、このロータに形成されたスリット内に放射方向へ摺動可能に収納された複数のベーンと、前記カムリングの両側部を閉塞する一対の側壁部材とを有し、これら側壁部材のロータと摺接する面に、第1及び第2の吐出ポートと第1及び第2の吸入ポートを円周上交互にかつ互いに直径方向に対向して設け、これら第1及び第2の吐出ポートを別個の送出ポートに接続し、前記スリットの内周側端部に通じる第1及び第2の吐出側背圧溝及び第1及び第2の吸入側背圧溝を前記第1及び第2の吐出ポート及び第1及び第2の吸入ポートのそれぞれ内側に円周方向に互いに離間して設け、前記第1の吐出側背圧溝と第1の吸入側背圧溝を第1の連通溝で連通するとともに、前記第2の吐出側背圧溝と第2の吸入側背圧溝を第2の連通溝で連通し、これら第1及び第2の吸入側背圧溝に前記第1及び第2の吐出ポートよりそれぞれポンプ吐出圧を導入するように構成したベーンポンプにおいて、前記第1及び第2の吐出側背圧溝とこれら吐出側背圧溝にロータ回転方向に隣接する第1及び第2の吸入側背圧溝とをそれぞれ所定のシール幅を有するシール部を介して離間させ、これらシール部に対応する前記カムリングの内面に、カムリフトがほとんど変化しないベーン離間防止部を形成したことを特徴とするベーンポンプ。
Fターム (9件):
3H040AA03 ,  3H040BB05 ,  3H040BB11 ,  3H040CC05 ,  3H040CC09 ,  3H040DD03 ,  3H040DD11 ,  3H040DD19 ,  3H040DD28

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