特許
J-GLOBAL ID:200903027323465844

車両用液圧マスタシリンダ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 木戸 一彦 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-021065
公開番号(公開出願番号):特開平9-207752
出願日: 1996年02月07日
公開日(公表日): 1997年08月12日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 液圧マスタシリンダ全体を軽量でコンパクトに形成する。【解決手段】 空室11に隔壁12を液密に固設し、シリンダ孔開口側に主液圧室15を設ける。隔壁12と底壁3dとの間に副ピストン16を液密且つ移動可能に内挿し、副ピストン16と底壁3dとの間に副液圧室18を設ける。主ピストン8と副ピストン16とを、リターンスプリング19,20にてシリンダ孔の開口部方向へ付勢する。主液圧室15と副液圧室18に出力ポート29,30を開設する。主ピストン8のシリンダ孔底壁側に小径軸8aを突設し、隔壁12から副ピストン16のシリンダ孔開口側へ突出配置する。小径軸8aの先端面8bと副ピストン16との間に、キャリパボデイ7へ供給される作動液量が所定よりも増加した際に、小径軸8aの先端面8bが副ピストン16に当接して、副ピストン16をシリンダ孔底壁方向へ押動するように間隙Cを設定する。
請求項(抜粋):
シリンダボディに穿設された有底のシリンダ孔にピストンを内挿して、該ピストンとシリンダ孔の底壁との間に空室を画成し、シリンダ孔の内周面に別途のリザーバと連通するリリーフポートとサプライポートとを開口し、前記ピストンがリリーフポートを閉塞しながらシリンダ孔を底壁方向へ移動して、前記空室内部の作動液を昇圧し、該作動液をディスクブレーキやドラムブレーキのキャリパボディやホイールシリンダ等のアクチュエータへ供給して制動作用を行なう車両用液圧マスタシリンダにおいて、前記空室に隔壁を液密に固設して、該隔壁からシリンダ孔開口側に主液圧室を画成し、前記ピストンを主ピストンとなすと共に、前記隔壁とシリンダ孔の底壁との間に副ピストンを液密且つ移動可能に内挿して、該副ピストンとシリンダ孔の底壁との間に副液圧室を画成し、該副ピストンと前記主ピストンとを、それぞれリターンスプリングにてシリンダ孔の開口部方向へ付勢し、前記主液圧室と副液圧室のそれぞれに、前記アクチュエータと連通する出力ポートを開設し、前記主ピストンのシリンダ孔底壁側に小径軸を突設して、該小径軸を前記隔壁から副ピストンのシリンダ孔開口側へ突出配置し、該主ピストンの小径軸と副ピストンとの間に、前記主液圧室からアクチュエータへ供給される作動液量が所定よりも増加した際に、前記主ピストンの小径軸が副ピストンに当接して、該副ピストンをシリンダ孔底壁方向へ押動する間隙を設定したことを特徴とする車両用液圧マスタシリンダ。

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