特許
J-GLOBAL ID:200903027343179007

マルチメディア多重化装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小川 勝男
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-133109
公開番号(公開出願番号):特開平9-321731
出願日: 1996年05月28日
公開日(公表日): 1997年12月12日
要約:
【要約】【課題】高速ディジタル回線の容量は、低速側音声端末の通信速度のm回線分の帯域を確保する必要がある。トラヒック量が少ない通信で、未使用回線が存在する場合があり、また、音声通信を行っている回線でも有音無音部分が存在するため、無音部分を送信することがあるため実際に使用している回線量に対して、回線使用料金が割高となってしまい、回線容量の効率化が必要である。【解決手段】低速側m回線から送信されてくる音声信号の中には有音の部分と無音の部分が存在するため、無音の部分に別の音声信号である無音の部分を多重化し、さらにデータ信号を圧縮処理を行った後に無音の部分に挿入する。有音無音を判別する有音無音検出部と、音声信号が送信されてきた順序に有音部分のみを取り込み、多重化させる音声多重分離部と、音声信号の多重化状態を監視する制御部とを備える。
請求項(抜粋):
送信側マルチメディア多重化装置と受信側マルチメディア多重化装置の間を高速ディジタル回線で接続し上記送信側マルチメディア多重化装置で交換機からm回線で送信されてくる音声信号の有音部分同士を多重化し、上記受信側マルチメディア多重化装置で多重化して送信されてくる有音部分を分離し、m回線より少ないn回線分の音声チャネル部を有するマルチメディア多重化装置において、送信側では交換機からm回線の音声信号を受信する受信部と受信した音声信号の有音及び無音の部分を区別する有音無音検出部を備え、有音であると判別された音声信号は、その次に送信されてくる音声信号と多重化する音声多重分離部と、別の回線での音声信号同士を多重化し低速側m回線より少ないn回線分の音声信号を、音声チャネル圧縮伸長部に送信するチャネル送受信部を備え、音声データの有音部分同士の多重化を制御するため上記音声多重分離部の多重化状態を確認する多重判別部と、m回線からの音声信号を送受信部のそれぞれの番地で取り込み有音無音受信状態を認識する受信状態判別部と、多重判別部でチャネル送受信部のそれぞれの番地での送受信状態を上記受信状態判別部に知らせることにより、送受信部の若い番地から受信した音声を上記音声多重分離部で多重化し、上記チャネル送受信部の若い番地から優先して音声チャネル圧縮伸長部に送信することを可能とする制御部を備え、低速側m回線より少ないn回線分の音声信号を上記音声チャネル圧縮伸長部で圧縮処理を行い高速側多重分離部で多重化し、受信側では、高速ディジタル回線を通して送信されてきた多重化音声信号は、上記高速側多重分離部で分離し、対向する上記音声チャネル圧縮伸長部で伸長され、低速側音声多重分離部の対向する上記音声多重分離部のチャネル送受信部の各番地に受信し、音声信号の有音部分同士の分離化を制御するため、チャネル送受信部の受信状態を認識し、各送受信部の番地を指定する分離判別部と、指定された送受信部の番地から、低速側m回線に送信する指示を出す送信状態判別部とを備え、各回線毎の番地に分離させる音声多重分離部をもち対向側m回線に送信することを特徴とするマルチメディア多重化装置。

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