特許
J-GLOBAL ID:200903027345522302
自動車用エアバッグの2段膨張装置
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
青木 朗 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-061767
公開番号(公開出願番号):特開平5-310096
出願日: 1991年03月26日
公開日(公表日): 1993年11月22日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】作動時に最初はゆっくり所定の遅延後急速展開させることができる、異なる大きさの2隔室を有する2段式エアバッグ膨張装置を提供する。【構成】初期の遅い展開を実限する少量のガスを生成するために小さくなっている第1隔室32内でガス発生装薬が発火し、所定遅延の後第2隔室34内のガス発生装薬が発火する。この遅延は、スキブ70と信管46とを備えた起爆装置30によって発生する。信管は隔壁を貫通し、各隔室内の全点火材料に同時に点火する。第1隔室内の点火材料は外方へ急速に燃焼し、第2隔室内の点火材料は外方へ比較的遅く燃焼する。この結果第1隔室内のガス発生剤は第2隔室内のガス発生剤に先立って発火する。第2隔室内の点火材料の燃焼速度は、異なる化学組成の点火材料を使うか、又は点火材料を大形化してより大きい燃焼領域を与え、ゆっくりと消費されるようにするかによって、第1隔室内での燃焼速度より遅くなる。
請求項(抜粋):
伸長形のハウジング、該ハウジングの長さ方向中間位置で該ハウジング内に配置された穴付きの隔壁、前記ハウジング内で一方が前記隔壁の一側に、他方が前記隔壁の他側に配置されて直列関係に延びる第1及び第2のガス発生装薬からなり、前記ハウジング内に収容される花火式ガス発生体、及び前記第1及び第2のガス発生装薬を発火させるためにこれらのそれぞれに連係し、かつ各々が共通の長手軸線を有するとともに内部に点火材料を収容した第1及び第2の点火管であって、該第2の点火管に収容された点火材料が該第1の点火管に収容された点火材料と異なる速度で燃焼するようにした第1及び第2の点火管と、前記隔壁の穴及び前記各点火管を通して延設され、前記点火管の前記共通の長手軸線と実質的同空間に配置される伸長形の信管と、該信管の一部に隣接して配置され、点火時に該信管の作動を励起することにより前記第1及び第2の点火管のそれぞれに収容した前記点火材料を実質的同時に発火させる単体のスキブとを備え、前記ハウジングに収容される起爆手段、を具備してなる膨張装置。
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