特許
J-GLOBAL ID:200903027357422141
高合金工具鋼の軟化焼鈍方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
金丸 章一
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-105499
公開番号(公開出願番号):特開平6-322439
出願日: 1993年05月06日
公開日(公表日): 1994年11月22日
要約:
【要約】【目的】 Cr を15〜21wt%、Cを 7≦Cr %/C%- 0.2V%≦11の比率で含み、更に、 3.5wt%以下のV、(W+ 2Mo )≧ 8%のWおよびMo の内の1種または2種以上を含んでなる高合金工具鋼を、少なくとも Hv300以下であって、その後の切削加工が容易な Hv280以下の硬さまで軟化焼鈍する。【構成】 970°C〜1190°Cの範囲内の温度に加熱した後、60°C/Hr以下の冷却速度で 650°C以下の温度まで徐冷する。【効果】 加熱過程で2次炭化物を確実に基地に溶け込ませ、1次炭化物の融合粗大化を進行させると共に、徐冷過程で2次炭化物の析出を抑えてパーライト変態を完了させ、所期の硬さまで軟化させることができ、しかも、その加熱過程において、特性を損なうオーステナイト結晶粒の粗大化や炭化物の溶融が起こることを防止できる。
請求項(抜粋):
Cr を15〜21wt%、Cを 7≦Cr %/C%- 0.2V%≦11の比率で含み、更に、V 3.5wt%以下、(W+ 2Mo )8wt %以下の1種または2種以上を含んでなる高合金工具鋼を焼鈍するに際して、 970°C〜1190°Cの範囲内の温度に加熱した後、60°C/Hr以下の冷却速度で 650°C以下の温度まで徐冷することを特徴とする高合金工具鋼の軟化焼鈍方法。
IPC (3件):
C21D 6/00 101
, C21D 1/26
, C21D 1/32
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