特許
J-GLOBAL ID:200903027364151170

斜板式圧縮機

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 恩田 博宣
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-025710
公開番号(公開出願番号):特開平6-241162
出願日: 1993年02月15日
公開日(公表日): 1994年08月30日
要約:
【要約】【目的】 斜板をスラスト方向に支持するスラストベアリングのバネ作用の応答性を向上し、振動及び異音を抑制する。【構成】 スラストベアリング12,13を構成する前後一対のスラストレース12a,12b,13a,13bの外周寄りと内周寄りスラスト受面S2,S4に対し、スラスト方向の予荷重を付与して両スラストベアリング12,13を弾性変形して傾斜させる。この傾斜状態でスラストレース12a,12bのスラスト受面S2,S4に対し前記斜板10のボス部10aのフロントの旋回スラスト受面S1と、シリンダブロック1側の固定スラスト受面S3が平面接触するように傾斜スラスト受面とする。
請求項(抜粋):
斜板室を形成したシリンダブロックの軸孔に一対のラジアルベアリングを介して駆動軸を回転可能に支持し、前記駆動軸に対し斜板室に位置するように斜板のボス部を嵌合固定するとともに、該ボス部に形成したフロント及びリヤの旋回スラスト受面と、シリンダブロックに形成したフロント及びリヤの固定スラスト受面との間にスラストベアリングをそれぞれ介装し、駆動軸の回転にともなう斜板の回転によりピストンに往復運動が付与されるようにした斜板式圧縮機において、前記両スラストベアリングを構成する一方のスラストレースの外周寄りスラスト受面及び他方のスラストレースの内周寄りスラスト受面に対し前記旋回スラスト受面及び固定スラスト受面を半径方向に変位して接触した状態で、両スラストベアリングの組付時にスラスト方向の予荷重を付与して両スラストベアリングを弾性変形して傾斜させ、この傾斜状態で前記フロント及びリヤ側の旋回スラスト受面と、フロント及びリヤ側の固定スラスト受面のうち少なくとも内周寄りの旋回又は固定のスラスト受面がスラストレースのスラスト受面に対し平面接触又は曲面接触するように旋回又は固定のスラスト受面を傾斜面又は円弧面とした斜板式圧縮機。

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