特許
J-GLOBAL ID:200903027380509726

電気自動車用駆動装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 池田 治幸 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-269594
公開番号(公開出願番号):特開平6-092152
出願日: 1992年09月11日
公開日(公表日): 1994年04月05日
要約:
【要約】【目的】 遊星歯車式差動装置によって分配された動力を、左右の等速継手を介して駆動輪に伝達する電気自動車用駆動装置において、車両横方向から等速継手に加えられるスラスト力をハウジングに伝達するために等速継手に設けられていた外向きフランジおよびスラスト軸受を不要とする。【構成】 左側等速継手のアウタレース50Lと差動装置18の第3サンギヤ46Sとをスプライン嵌合させるとともに、右側等速継手のアウタレースに連結された中間軸28と差動装置18の第3キャリヤ46Cとをスプライン嵌合させ、第3リングギヤ46Rに伝達された電動モータの動力を両等速継手に分配する一方、第3サンギヤ46Sにストッパ70を一体的に固設し、上記アウタレース50Lおよび中間軸28に車両横方向から加えられるスラスト力を、ストッパ70および差動装置18を介してハウジング32,78へ伝達する。
請求項(抜粋):
車両に配設されるハウジングと、出力軸の軸心が車両の左右方向と平行になる姿勢で前記ハウジング内に配設される電動モータと、前記出力軸と共通の軸心まわりの回転可能に前記ハウジングに支持され、一対の駆動輪とそれぞれ作動的に連結される第1駆動部材および第2駆動部材と、前記出力軸の中心部を貫通して該出力軸と同心に配設され、一端が前記第2駆動部材と相対回転不能に連結される中間軸と、サンギヤ,リングギヤ,キャリヤ,および遊星ギヤを有して、前記ハウジング内において前記電動モータの出力軸と同心に且つ直列に配設され、該サンギヤ,リングギヤ,およびキャリヤの中の予め定められた1つの入力要素に前記電動モータから伝達された動力を、該サンギヤ,リングギヤ,およびキャリヤの残りの2つの出力要素を介して前記第1駆動部材および前記中間軸に分配する遊星歯車式差動装置と、前記出力軸の軸心方向における前記遊星歯車式差動装置の各要素の移動を阻止して、該各要素を前記ハウジングに位置決めする複数のスラスト軸受とを備えた電気自動車用駆動装置において、前記遊星歯車式差動装置の2つの出力要素の軸心部分にそれぞれ設けられ、前記第1駆動部材の前記駆動輪と反対側の第1嵌合端部、および前記中間軸の前記第2駆動部材と反対側の第2嵌合端部とそれぞれスプライン嵌合させられる第1嵌合孔および第2嵌合孔と、前記2つの出力要素の中の何れか一方に前記第1嵌合孔または第2嵌合孔の内側へ突き出すように設けられ、前記第1嵌合端部および第2嵌合端部がそれぞれ当接させられることにより、前記第1駆動部材および第2駆動部材に作用する車両横方向からの力を受けるストッパとを有することを特徴とする電気自動車用駆動装置。
IPC (2件):
B60K 17/04 ,  F16H 3/44

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