特許
J-GLOBAL ID:200903027382552998

可変容量型圧縮機用制御弁

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-002655
公開番号(公開出願番号):特開平6-207582
出願日: 1993年01月11日
公開日(公表日): 1994年07月26日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】比較的簡易な構造で、制御弁の搭載性及び応答性を損なうことなく、周囲温度が比較的高い場合に十分な冷房能力を確保しつつ、周囲温度が比較的低い場合でも十分な冷房能力を確保しうるようにする。【構成】吐出圧力室23の下方に補正室24を設け、吐出圧力室23と補正室24との間にボール17と当接可能にバランス棒18を設ける。また、補正室24の下方に補正停止室25を設け、補正室24と補正停止室25との間に高圧補正棒19を設ける。この高圧補正棒19はばね26により下方に付勢されている。吐出圧力Pdが設定圧力を超えて高くなれば、バランス棒18を介してボール17に押圧力が作用する。このため、この制御弁10では、周囲温度と吸入圧力との関係における直線の絶対値の傾きを屈曲させることが可能となる。
請求項(抜粋):
吸入室、吐出室及びクランク室を備えた車両空調用可変容量型圧縮機に用いられ、吸入圧力を検知して変位する感圧機構と、該感圧機構の変位により少なくとも該吐出室と該クランク室との間の連通路の開度を制御する弁機構と、を具備し、クランク室圧力を制御して該可変容量型圧縮機の吐出容量を可変する可変容量型圧縮機用制御弁において、吐出圧力の影響を加減して前記弁機構による前記吐出室と前記クランク室との間の前記連通路の開度制御を補正する補正機構と、該補正機構の作動を該吐出圧力が設定圧力を下回れば停止する補正停止機構とを具備し、前記弁機構は、該吐出室と連通するとともに弁座を介して該クランク室と連通する吐出圧力室と、前記吸入圧力の上昇で前記感圧機構が変位する一軸方向側へ移動することにより該弁座に着座する弁体とからなり、該補正機構は、該吐出圧力室より該一軸方向側とは逆の他軸方向側に形成されて該クランク室と連通する補正室と、該吐出圧力室と該補正室との間で該弁機構の弁体と一体化されて嵌挿されたバランス棒とからなり、該補正停止機構は、該補正室よりさらに該他軸方向側に形成されて該吐出室と連通する補正停止室と、該補正室と該補正停止室との間で該補正機構のバランス棒と当接可能に挿嵌され、ばねにより該他軸方向側に付勢された高圧補正棒とからなることを特徴とする可変容量型圧縮機用制御弁。
IPC (2件):
F04B 27/08 ,  F04B 39/10

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