特許
J-GLOBAL ID:200903027393329980

紙幣入出金装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 金倉 喬二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-080971
公開番号(公開出願番号):特開平6-295369
出願日: 1993年04月07日
公開日(公表日): 1994年10月21日
要約:
【要約】【目的】 紙幣入出金装置の搬送路内において、搬送異常紙幣が発生しても装置の稼働を停止することなく、かつ銀行員や係員の手を煩わせずに搬送異常発生の要因となっている紙幣を自動的に取り除くことを目的とする。【構成】 搬送路144を複数の搬送路ユニットA,B,C,D,E,F,G,Hに分割し、かつこれらに各々独立して正逆方向に駆動する駆動手段並びに紙幣搬送状況検出センサを備え、また第1のリジェクトカセット111の他に、前記各ユニット内で発生した搬送異常紙幣を収納するための第2のリジェクト収納庫201(あるいは202)を設け、かつ搬送異常紙幣が発生した場合に装置動作を一旦停止してから、搬送異常紙幣が在るユニットの搬送方向前方にあるユニットはそのままの方向に搬送し、また手前側にあるユニットは逆方向に搬送して搬送異常紙幣以外の紙幣を処理し、この後、各ユニットを逆方向に搬送して搬送異常紙幣を前記第2のリジェクト収納庫201へと搬送した後、一旦停止していた処理動作を再開して装置を復旧させる制御部とを備えたものである。
請求項(抜粋):
顧客による入金紙幣の投入と出金紙幣の支払い及び入金リジェクト紙幣の返却を行う接客部と、各金種別に紙幣を収納する複数個の金種別収納庫にそれぞれ対応して設けられ、出金可能な紙幣を各金種別収納庫へと収納しかつこの金種別収納庫から紙幣の繰り出しを行う入出金機構部と、複数金種の紙幣を一括して収納し、前記金種別収納庫からの回収紙幣を収納し該金種別収納庫への装填・補充紙幣を繰り出す一括収納庫とに、搬送されてきた紙幣を集積してこの集積されている紙幣を1枚づつ分離して搬送路へと繰り出す紙幣集積分離機構を、各々備えると共に、前記接客部,入出金機構部,一括収納庫を連絡し、かつ紙幣の真偽,金種,正損の鑑別を行う鑑別部との間を連絡しかつ制御部からの指示により正逆方向に駆動して紙幣を往復搬送可能とした搬送路と、前記鑑別部において偽券,損券,金種不明と鑑別されたリジェクト紙幣を収納するリジェクト収納庫とを備えた紙幣入出金装置において、前記搬送路を、複数のユニットに分割すると共に、これら分割した各ユニット毎に独立して正逆方向に駆動する駆動手段と、前記搬送路内を搬送する紙幣が正常に搬送されているか否かを各ユニット毎に検出する紙幣搬送状況検出センサとを配設すると共に、前記リジェクト収納庫を第1のリジェクト収納庫とした時に、前記搬送路内で搬送異常となった搬送異常紙幣を収納する第2のリジェクト収納庫を前記搬送路途中の少なくとも一か所に設け、紙幣搬送動作中に、前記紙幣搬送状況検出センサの出力結果から搬送異常の発生を認識すると共に搬送異常発生の要因となっている搬送異常紙幣が存在するユニットを特定し、搬送動作を一旦停止してからこの搬送異常紙幣を自動的に除去するために、該搬送異常紙幣が存在するユニットの当該搬送動作時における搬送方向前方にあるユニットは当該搬送動作時の搬送方向と同じ正方向に搬送するように前記駆動手段を駆動して紙幣搬送処理を続行し、一方搬送異常紙幣が存在するユニットよりも搬送方向手前側にあるユニットは前記正方向とは逆方向に搬送するように前記駆動手段を駆動して紙幣を元の繰り出し位置に戻し、そして各ユニットを当該搬送動作時における搬送方向とは逆方向に搬送させることにより前記搬送異常紙幣を、前記第2のリジェクト収納庫へと搬送して収納した後、一旦停止していた紙幣搬送動作を再び動作可能な状態に復旧させる制御部とを、備えたことを特徴とする紙幣入出金装置。
IPC (3件):
G07D 9/00 456 ,  G07D 9/00 416 ,  B65H 7/06
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開平2-259896
  • 特開平2-230493
  • 特開昭63-112350

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