特許
J-GLOBAL ID:200903027452132053
二酸化チタン仕上げ方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (2件):
谷 義一
, 阿部 和夫
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2008-538962
公開番号(公開出願番号):特表2009-513483
出願日: 2006年10月31日
公開日(公表日): 2009年04月02日
要約:
本開示は、二酸化チタン(TiO2)顔料の製造方法であって、a)気相中に存在する四ハロゲン化チタンとハロゲン化アルミニウムなどのルチル形成剤との混合物を、造核剤の存在下で酸化して、二酸化チタン粒子を含む気体状懸濁物を形成するステップと、b)上記気体状懸濁物を冷却導管に通すステップと、c)すりみがき材を冷却導管内に導入するステップであって、すりみがき材の粒子が約0.25mm〜約12.7mmの範囲内の直径を有するステップと、d)気相を分離して、二酸化チタン粒子とすりみがき材とを含む粉末を形成するステップと、e)粉末を約300°C〜約600°Cの温度に実質的に均一に加熱することと、粉末中の二酸化チタン粒子およびすりみがき材粒子を約50nm〜約1000nmの平均粒度まで微粉化することとを同時に行うことによって、二酸化チタン顔料の塩化物含量を約500ppm未満にするステップとを含む方法に関する。このように処理された粉末は、約1ppm未満の残留遊離塩素含量を有することができる。図面は、本開示の方法の一実施形態を示す簡略化された作業工程図であり、酸素と、四塩化チタンと、造核剤と、ルチル形成剤とを含む供給流が酸化帯域10に導入され、ここで、気相中で、四塩化チタンが酸化されて、二酸化チタン粒子を含む気体状懸濁物が形成され、この気体状懸濁物は冷却導管12に移されて、その中で気体状懸濁物がすりみがき材と接触して、固相と気相とを有する冷却生成物が形成される。この気相は分離機14によって固相から分離され、二酸化チタン粒子とすりみがき材とを含む粉末が形成され、この粉末は微粉化ユニット16に通される。このユニットから取り出された粉末は、仕上げユニット18で表面処理を行うことができる。
請求項(抜粋):
a)四ハロゲン化チタンとルチル形成剤との混合物を、造核剤の存在下で気相酸化して、二酸化チタン粒子を含む気体状懸濁物を形成するステップと、
b)前記気体状懸濁物を冷却導管に通すステップと、
c)すりみがき材粒子を前記冷却導管内に導入して、固体と気相とを有する冷却生成物を形成するステップであって、前記すりみがき材の前記粒子が約0.25mm〜約12.7mmの範囲内の直径を有するステップと、
d)前記冷却生成物から前記気相を分離して、前記二酸化チタン粒子と前記すりみがき材とを含む粉末を形成するステップと、
e)前記粉末を、約300°C〜約600°Cの温度で実質的に均一に加熱しながら、前記粉末の少なくとも前記二酸化チタン粒子を微粉化して、約50nm〜約1000nmの平均粒度を有する二酸化チタン粒子を形成するステップとを含むことを特徴とする二酸化チタン顔料の製造方法。
IPC (1件):
FI (1件):
Fターム (6件):
4G047CA02
, 4G047CB04
, 4G047CB08
, 4G047CC01
, 4G047CD04
, 4G047CD07
引用特許:
出願人引用 (15件)
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米国特許第3,208,866号明細書
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米国特許第5,266,108号明細書
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米国特許第3,726,484号明細書
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米国特許第6,145,765号明細書
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米国特許第2,488,439号明細書
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米国特許第2,488,440号明細書
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米国特許第2,899,278号明細書
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米国特許第5,201,949号明細書
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米国特許第2,721,626号明細書
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米国特許第3,511,308号明細書
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米国特許第4,462,979号明細書
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米国特許第4,569,387号明細書
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米国特許第4,937,064号明細書
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米国特許第5,728,205号明細書
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米国特許第4,784,841号明細書
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