特許
J-GLOBAL ID:200903027457230304

スピンドルモータ及びその製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-209162
公開番号(公開出願番号):特開平10-042512
出願日: 1996年07月19日
公開日(公表日): 1998年02月13日
要約:
【要約】【課題】 スピンドルモータの周辺温度が低下した場合、該ロータハブが熱収縮を起こし、軸受の外輪とロータハブの切欠部との間に、隙間が発生することがある。その場合、ロータハブ、軸受及びシャフトで構成される部分の剛性が低下し、かつ、固有振動周波数が低下する。このため、この部分の固有振動周波数が、軸受、スピンドルモータ、デイスク、ドライブ装置等の他の部分の固有振動周波数に近づき、両者の周波数が互いに共振し、結果的には振動や騒音を誘発するという課題があった。【解決手段】 軸受12、13を、ロータハブ11に設けた軸受支持凹み部であって切欠部23、24とテーパ面26、27とにより形成される軸受支持凹み部21、22に収容する。テーパ面26、27が、軸受12、13を介してロータハブ11の熱収縮による変形を補償する押圧成分を発生し、軸受12、13の外輪とロータハブ11の切欠部23、24との間に常に密着した押圧関係を維持する。
請求項(抜粋):
シャフト10を有している静止部と、ロータハブ11を有している回転部と、該静止部と回転部とを連結している軸受12、13と、を有しているスピンドルモータにおいて、軸受12、13が、ロータハブ11に設けた一対の軸受支持凹み部21、22に収容されており、この軸受支持凹み部21、22がシャフト10の長手方向軸線に沿って一定の距離だけ互いに離れて設けてあり、一方の軸受支持凹み部21がシャフト10の該軸線の方向に対して垂直な方向に対し、該軸線から離れる方向に伸びておりそこから上方部分が切り欠かれている上向き切欠部23と、この切欠部23の半径方向外方部分から上方に伸びている側壁であって上方に行くに従い該シャフト10の軸線方向に向かって収斂する拡径寸法の円筒形収斂側壁26と、により構成されており、他方の軸受支持凹み部22が前記上向き切欠部23から一定距離だけ下方に離れている位置において同様に前記シャフト10の軸線方向に対して垂直な方向に対し、該軸線から離れる方向に伸びておりそこから下方部分が切り欠かれている下向き切欠部24と、この切欠部24の半径方向外方部分から下方に伸びている側壁であって下方に行くに従い該シャフト10の軸線方向に向かって収斂する拡径寸法の円筒形収斂側壁27と、によりそれぞれ構成されており、かつ、前記軸受支持凹み部21、22のうち、切欠部23、24には前記軸受12、13の外輪の下端面及び上端面がそれぞれ突き当てられそこに保持されており、側壁26、27には軸受12、13の外輪の上端縁部及び下端縁部がそれぞれ突き当てられそこに保持されていることを特徴とするスピンドルモータ。
IPC (2件):
H02K 5/173 ,  H02K 5/24
FI (2件):
H02K 5/173 B ,  H02K 5/24 Z
引用特許:
審査官引用 (4件)
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平4-143336   出願人:長野日本電産株式会社
  • モールドモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-156662   出願人:株式会社芝浦製作所
  • スピンドルモータ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平5-244547   出願人:松下電器産業株式会社
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