特許
J-GLOBAL ID:200903027462975636

車載バッテリの劣化率報知装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小橋 信淳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-332179
公開番号(公開出願番号):特開平7-191106
出願日: 1993年12月27日
公開日(公表日): 1995年07月28日
要約:
【要約】 (修正有)【目的】 車載バッテリの劣化状況を経験的予測に頼らず客観的に的確に判断できるようにした車載バッテリの劣化率報知装置を提供する。【構成】 コントローラ2に、微少時間だけ車載バッテリ1の端子間をジェネレータ3及び負荷4に接続した状態から開放状態を経て負荷4、更にはダミー負荷4’にのみ接続した状態に順次切換制御可能なスイッチング回路部11と、車載バッテリ1の端子間電圧値V,ジェネレータ3からの充電電流値Ic,負荷4への放電電流値Id,バッテリ液温tを信号入力する入力回路部9と、マイクロコンピュータ8とを備え、マイクロコンピュータ8内には、基準電力量積算部、基準残存容量演算部、端子電圧降下量演算部、残存容量推定部、残存容量温度補正部、容量偏差演算部、劣化率検索部、劣化率の信号を出力する出力回路部を設ける。
請求項(抜粋):
ジェネレータ及び負荷に回路構成された車載バッテリの劣化率をコントローラから信号出力して報知する車載バッテリの劣化率報知装置であって、上記コントローラには、微少時間だけ上記車載バッテリの端子間をジェネレータ及び負荷に接続した状態から開放状態を経て負荷にのみ接続した状態、更にはダミー負荷にのみ接続した状態に順次切換制御可能なスイッチング回路部と、車載バッテリの端子間電圧値,電流センサにより検出される上記ジェネレータから車載バッテリへの充電電流値,電流センサにより検出される車載バッテリから負荷への放電電流値,ダミー負荷へ接続した際の端子電圧降下量,液温センサにより検出される車載バッテリの液温をそれぞれ入力する入力回路部と、この入力回路部からの端子間電圧値,充電電流値,放電電流値の各信号及び劣化の無いものとした車載バッテリの充放電効率曲線データに基づき、所定のサンプリング周期毎にサンプリング周期内の充電電力量及び放電電力量を算出すると共に、車載バッテリの定格で定まる放電可能な初期最大電力量に算出した充電電力量を加算して放電電力量を減算することにより、サンプリング周期毎に放電可能な基準電力量を積算する基準電力量積算部と、上記スイッチング回路部の作動に伴い上記基準電力量積算部からの基準電力量を上記初期最大電力量で除算することにより劣化の無いものとした車載バッテリの基準残存容量を演算する基準残存容量演算部と、上記スイッチング回路部の動作に伴い上記入力回路部からの端子間電圧値に基づいて車載バッテリの端子開放状態からダミー負荷にのみ接続した状態に切換わった際の端子間電圧の降下量を算出し、車載バッテリの残存容量を車載バッテリの端子開放状態からダミー負荷にのみ切換った際のバッテリ端子電圧の降下量をパラメータとしたマップとして記憶してある残存容量データマップメモリと、上記残存容量データマップメモリを参照して車載バッテリの残存容量を推定する残存容量推定部と、この残存容量推定部からの残存容量を上記入力回路部からの液温信号に応じて温度補正して実質残存容量を得る残存容量温度補正部と、車載バッテリの劣化率を上記基準残存容量に対する実質残存容量の偏差をパラメータとしたマップとして記憶してある劣化率データマップメモリと、上記基準残存容量演算部からの基準残存容量及び上記残存容量温度補正部からの実質残存容量の各信号に基づき基準残存容量に対する実質残存容量の偏差を求める容量偏差演算部と、上記容量偏差演算部からの容量偏差信号に基づき上記劣化率データマップメモリを参照して車載バッテリの劣化率を検索する劣化率検索部と、上記劣化率検索部からの劣化率信号をコントローラから出力する出力回路部とを設けたことを特徴とする車載バッテリの劣化率報知装置。
IPC (2件):
G01R 31/36 ,  H02J 7/14

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