特許
J-GLOBAL ID:200903027498571990

遠心力を推進力に変換する装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-327317
公開番号(公開出願番号):特開2001-107840
出願日: 1999年10月12日
公開日(公表日): 2001年04月17日
要約:
【要約】【課題】 回転体が発生させる遠心力に指向性をもたせ、指向性をもった遠心力を推進力として利用する。【解決手段】 円軌道を周回運動する物体の、遠心力の大きさを変化させる為には、周回軌道上の対角線上で、どちらか一方の物体の、円軌道の半径を変化させる。または、質量や、運動速度を変化させる。などの方法が考えられるが、本発明は、中心を軸に回転するシリンダーレール。同じ軸に固定された、軸を中心に角度を調整できる、回転しない軌道環。この二つの装備で、物体の運動速度と回転半径を変化させ、遠心力の大きさを変化させている。軸を中心に、角速度(回転数)10を変化させることなく、軌道環上を物体が周回運動すると、遠心力は、軌道環の、大きい円軌道で大きくなり8、小さい円軌道で小さくなる7。大きい遠心力が発生する部分は、軌道環が固定されているため指向性を持ち、軌道環を角度調整することで、指向方向を自在に変えられる推進力が発生する。なお、物体の運動が直線軌道に移行する際発生する慣性力9は、対角線上で相殺できる為、推進力に影響しない。
請求項(抜粋):
半径方向に摺動する物体(質量)を円周上に復数個設けた、摺動する物体(質量)を周回運動させる回転体。周回運動する物体(質量)の周回軌道を、半径方向に摺動させながら、大きな円軌道と小さな円軌道を周回運動するよう制御するための、回転体の軸に固定された、回転体の軸を中心に角度を調整できる軌道環。上記2つの装備によって、角速度を変化させずに、周回運動する物体(質量)の回転半径と運動速度を変化させ、対角線上で、発生する遠心力の大きさに差を生じさせ、差の生じた遠心力に指向性をもたせる装置。

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