特許
J-GLOBAL ID:200903027515073168

2部材の組合せからなる関節を有する人工器官

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 押田 良久
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-332749
公開番号(公開出願番号):特開平8-224262
出願日: 1995年11月28日
公開日(公表日): 1996年09月03日
要約:
【要約】【課題】 人工の人もしくは動物用関節の可動結合面にしばしば、片方の結合面の縁が他方の結合面を横切って移動する“エッヂワイピング”を防止すること。【解決手段】 熱可塑性材料の人工器官脛骨支承は脛骨プラットフォームのような嵌め合い平面と係合する平面をもつ。金属プラットフォーム縁が支承の内面域を横切ってこすりつける。この変形は前記支承のプラットフォーム縁部分での応力拡大を起こさせ、前記プラットフォーム平面の縁域をテーパー付けして、前記プラットフォーム縁での相対的に小さいアールと、プラットフォーム平面の間の緩やかな弯曲ランプを付与する。前記テーパー付け領域は前記縁の曲率に対し、またプラットフォーム平面に対しわずかに接している。前記支承の縁域での応力集中増大を前記プラットフォーム縁域で、前記支承と、前記プラットフォーム縁の内側の領域のプラットフォームの間の応力値の100%以下に減少させる。
請求項(抜粋):
各々の部材が互いに接触して生ずる荷重の下で可動結合する面を有する第1と第2の部材の組合せからなる関節を備える人工器官において、・第1の面を有する第1の部材と;・前記第1の面に可動接触して係合する第2の面を有する第2の部材と;からなり、・前記第2の面が縁を備えることと;・前記縁を備える前記第2の面が前記可動接触中に前記第1の面との圧縮荷重がかかることと;・前記圧縮荷重が前記第1の部材に前記第2の部材が前記第1の面と係合する領域において、全体として第1の値の接触応力集中を呈することと;・前記第2の面が前記第2の面に隣接し、かつ前記第2の面の内側で前記縁から距離(W)だけ伸びる、緩やかなテーパーのついた領域を備えて、前記第1の部材に前記第2の部材の縁が前記第1の部材の前記第1の値の約2倍以下の第2の値の第1の部材と係合する領域で縁接触応力集中を増大して呈すること;を特徴とする2部材の組合せからなる人工器官。

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