特許
J-GLOBAL ID:200903027593680232
玉軸受用保持器
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (5件):
小栗 昌平
, 本多 弘徳
, 市川 利光
, 高松 猛
, 濱田 百合子
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2004-255705
公開番号(公開出願番号):特開2006-071016
出願日: 2004年09月02日
公開日(公表日): 2006年03月16日
要約:
【課題】 玉の潤滑に必要な適正量の潤滑剤を安定して供給することにより、潤滑性能を向上させて、玉軸受を長寿命化することができる玉軸受用保持器を提供する。【解決手段】 本発明の玉軸受用保持器5は、ポケット5bの内面に、ポケット5bの内径側周縁部5fと外径側周縁部5gの一方から他方に向かって延び、玉4の自転軸Aに対する赤道部10が通過する凹部5eが設けられている。凹部5eは、ポケット5bの中心O1とポケット5bのピッチ円直径PCDの中心O2を結ぶ軸Eと平行で、且つ、複数のポケット5bの中心O1を結ぶピッチ円Pを通過する中心軸Bを持った円筒面CYによって構成されている。凹部5eの軸方向幅は、ポケット5bの内径側周縁部5fと外径側周縁部5gの一方で最も広く、ポケット5bの中央に向かって減少されており、且つポケット内径側周縁部5fと外径側周縁部5gの一方での凹部5eの軸方向幅Hは、最小値Hminと最大値Hmaxが規定されている。【選択図】 図1
請求項(抜粋):
複数の玉を転動自在に保持する複数のポケットが円周方向に亘って形成された環状の玉軸受用保持器であって、
前記ポケットの内面には、前記ポケットの内径側周縁部と外径側周縁部の一方から他方に向かって延び、前記玉の自転軸に対する赤道部が通過する凹部が設けられ、
前記凹部は、前記ポケットの中心と前記ポケットのピッチ円直径の中心を結ぶ軸と平行で、且つ、前記複数のポケットの中心を結ぶピッチ円を通過する中心軸を持った円筒面又は円錐面によって構成され、
前記凹部の軸方向幅は、前記ポケットの内径側周縁部と外径側周縁部の前記一方で最も広く、前記ポケットの中央に向かって減少され、
前記ポケットの前記内径側周縁部と外径側周縁部の前記一方での前記凹部の軸方向幅Hの最小値Hminは、
Hmin=(Δy+SAI/2)×2
Δy=Δa×tan α
であり、ここで、Δaは前記ポケットのピッチ円直径と前記ポケットの内径側周縁部と外径側周縁部の前記一方の直径間の距離であり、Δyは前記ポケットの内径側周縁部と外径側周縁部の前記一方と前記赤道部との交点から前記ポケットの中心までの軸方向距離であり、SAIは前記玉軸受の軌道輪と前記玉との接触楕円の長軸半径であり、αは前記玉の接触角であり、
前記凹部の軸方向幅Hの最大値Hmaxは、前記ポケットの入口円弧面と前記ポケットの内面を結ぶ稜線と前記ポケットの中心との軸方向距離の2倍であることを特徴とする玉軸受用保持器。
IPC (2件):
FI (2件):
Fターム (10件):
3J101AA02
, 3J101AA32
, 3J101AA42
, 3J101AA54
, 3J101AA62
, 3J101BA25
, 3J101BA44
, 3J101CA14
, 3J101FA32
, 3J101GA53
引用特許:
出願人引用 (2件)
-
玉軸受
公報種別:公開公報
出願番号:特願2001-019673
出願人:エヌティエヌ株式会社
-
USP4225199号公報
前のページに戻る