特許
J-GLOBAL ID:200903027648255323

歪補償増幅回路の補償最適化方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-208264
公開番号(公開出願番号):特開平8-056124
出願日: 1994年08月10日
公開日(公表日): 1996年02月27日
要約:
【要約】【目的】基地局及び中継装置に用いられ、多周波信号を共通増幅するフィードフォワード歪補償増幅回路における歪補償量の最適値検出時間を短くする。【構成】制御回路から歪検出ループと歪除去ループのベクトル調整器のそれぞれに与える制御信号として、歪検出ループから抽出した歪成分と歪除去ループから抽出したパイロット信号とを基にして、各ベクトル調整器の調整範囲の任意の検出点(2000)の検出値を読み出し、その検出点に順次一定の数(255)を加えた検出点の検出値と直前の検出値とを順次比較し、直前の検出点の検出値より大きい検出値が得られたとき、直前の検出点に戻って一定の数を1/n倍した間隔で順次検出比較を行い、3つの検出値が連続してほぼ等しい値のとき、その中央の検出点を最適点と判定するように構成した。
請求項(抜粋):
多周波入力信号を主増幅器で増幅する際に発生する相互変調歪を補償するため、入力信号を第1のベクトル調整器を介して前記主増幅器で増幅した信号と前記入力信号を第1の遅延線を介した逆相信号とにより歪成分を検出する歪検出ループと、前記歪成分を第2のベクトル調整器を介して補助増幅器によってレベルを合わせた逆相信号と前記主増幅器で増幅した信号を第2の遅延線を介した信号とにより歪成分を相殺して出力する歪除去ループと、前記歪検出ループから抽出した多周波入力信号の検波レベルおよび前記歪検出ループに注入し前記歪除去ループから抽出したパイロット信号の検出レベルがそれぞれ最小になるように、前記第1のベクトル調整器および前記第2のベクトル調整器の減衰量と位相量を調整する制御回路とから構成された歪補償増幅回路の前記制御回路における補償最適化方法において、前記歪検出ループと歪除去ループのそれぞれについて、前記制御回路は、まず、前記第1および第2のベクトル調整器の調整範囲内の任意の第1の点とその第1の点にある数をプラス(又はマイナス)した第2の点の検出値を比較しその第2の点が小値を示したとき、該第2の点の検出値を保持して更に前記ある数をプラス(又はマイナス)した第3の点の検出値とを比較し、その第3の点の検出値が大きいとき、前記第2の点に前記ある数を1/nした数を前記第2の点にプラス(又はマイナス)した第4の点の検出値を求め前回同様の比較判定処理を行うことにより順次繰り返し調整範囲を狭めて最小値を示す点を判定し、所定の分解能に達したとき、該最小値を示す判定点の調整制御信号を出力して最適化処理を終了するようにしたことを特徴とする歪補償増幅回路の補償最適化方法。
IPC (4件):
H03F 1/32 ,  H04B 1/10 ,  H04B 7/005 ,  H04L 27/20
引用特許:
出願人引用 (2件) 審査官引用 (5件)
  • 特開平3-136406
  • 特開平3-136406
  • 特開平3-136406
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