特許
J-GLOBAL ID:200903027682193418

PID調節計

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 斎藤 美晴
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-242543
公開番号(公開出願番号):特開平10-069301
出願日: 1996年08月27日
公開日(公表日): 1998年03月10日
要約:
【要約】【課題】 チューニング信号を用いることなく、制御応答から好ましいPID定数を高い確率で自動設定できるようにする。【解決手段】 減算器1は目標値と測定値の偏差を出力する。PID制御演算部3は偏差をPID演算した操作量を制御対象5へ出力する。起動判断部7は偏差がリミット値を超えるときステップ応答の起動を指示する。ステップ応答チューニング部9はステップ応答法で第1のPID定数を算出する。チューニング観測部11は第1のPID定数の確かさの度合いを出力する。応答評価チューニング部13はエキスパート法で第2のPID定数を出力する。PID定数変更判断部15は、既設定されたPID定数が良好でないとき、第1、第2のPID定数、確かさの度合いを評価し、これらに基づき第3のPID定数を決定してPID制御演算部3へ変更設定する。
請求項(抜粋):
目標値と制御対象からの測定値の偏差に基づきPID演算して前記制御対象へ操作量を出力するPID調節計において、前記偏差が所定のリミット値を超えるような前記目標値の変更であるか否か検出し、当該目標値の変更であるときステップ応答法起動の指示をする起動判断部と、前記起動指示により、前記目標値変更時の測定値からステップ応答法により第1のPID定数を算出するステップ応答チューニング部と、前記第1のPID定数の確かさの度合をこの算出に用いられた測定結果や測定条件から出力するチューニング観測部と、前記PID演算に用いたPID定数、前記目標値および測定値をエキスパート法基準に基づき評価し、この評価結果の度合に応じて前記PID演算に用いたPID定数を修正して第2のPID定数を出力する応答評価チューニング部と、前記PID演算に用いたPID定数の評価が良好でないとき、前記ステップ応答チューニング部からの前記第1のPID定数、前記チューニング観測部からの前記確かさの度合、前記応答評価チューニング部からの評価および第2のPID定数に基づき、前記応答評価チューニング部からの前記PID演算で用いたPID定数を変更する第3のPID定数を決定するPID定数変更判断部と、を具備することを特徴とするPID調節計。
引用特許:
審査官引用 (3件)
  • 特開昭60-215210
  • 特開平4-123102
  • 特開平2-186402

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