特許
J-GLOBAL ID:200903027723740500

傾斜磁場コイル及びそれを用いた磁気共鳴イメージング装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-310563
公開番号(公開出願番号):特開2002-112977
出願日: 2000年10月11日
公開日(公表日): 2002年04月16日
要約:
【要約】【課題】 平板型アクティブシールド方式の傾斜磁場コイルの端部領域に発生する漏洩傾斜磁場を低減する。【解決手段】 磁石容器3aの対向面25a側に配置される傾斜磁場コイル30aは、主コイル面40に配列された主コイル31aと、シールドコイル面41に配列され、漏洩傾斜磁場を打ち消すための磁場を発生するシールドコイル32aと、傾斜磁場コイル30aの外周にあって、主コイル面40とシールドコイル面41との間にある第3のコイル配列面42に配列され、シールドコイル32aに接続された第3層のコイル33aとから成る。第3層のコイル33aのコイル導体が磁石容器3a表面上の端部領域18に発生する磁場の強度分布はシールドコイル32aのコイル導体が発生する磁場よりもピークが低く、傾斜がなだらかで、主コイル31aのものにより近い分布となるため、主コイル31aの漏洩磁場を打ち消すのが容易になる。
請求項(抜粋):
導電体がほぼ平坦な面上に渦巻状に巻回されて配置され、その前面側に傾斜磁場を発生する主コイルと、該主コイルの背面側のほぼ平坦な面上に導電体が渦巻状に巻回されて配置され、前記主コイルが主としてその背面側に発生した磁場の少なくとも一部を打ち消すための磁場を発生するシールドコイルとから成る傾斜磁場コイルにおいて、前記主コイルの配列面と前記シールドコイルの配列面との間に少なくとも1個の第3のコイル配列面が設けられ、該第3のコイル配列面に1本以上のコイル導体が配置されていることを特徴とする傾斜磁場コイル。【請求項2】 請求項1記載の傾斜磁場コイルにおいて、前記第3のコイル配列面に配置されるコイル導体が前記シールドコイルの外周部のコイル導体と接続され、前記シールドコイルのコイル導体と同じ向きの電流が通電されることを特徴とする傾斜磁場コイル。【請求項3】 導電体がほぼ平坦な面上に渦巻状に巻回されて配置され、その前面側に傾斜磁場を発生する主コイルと、該主コイルの背面側のほぼ平坦な面上に導電体が渦巻状に巻回されて配置され、前記主コイルが主としてその背面側に発生した磁場の少なくとも一部を打ち消すための磁場を発生するシールドコイルとから成る傾斜磁場コイルにおいて、前記シールドコイルの外周部のコイル導体を流れる電流がそのコイル導体の外側に配置された2本以上の分岐コイル導体を流れる電流に分流されることを特徴とする傾斜磁場コイル。【請求項4】 計測空間を挟んで対向して配置された1対の静磁場発生源を備えた対向型磁石装置と、計測空間を挟んで、前記対向型磁石装置の内側に対向して配置された1対の傾斜磁場コイルを具備する磁気共鳴イメージング装置において、前記傾斜磁場コイルが請求項1乃至3記載の傾斜磁場コイルであることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
IPC (3件):
A61B 5/055 ,  G01R 33/421 ,  G01R 33/385
FI (4件):
A61B 5/05 362 ,  A61B 5/05 340 ,  G01N 24/02 540 Y ,  G01N 24/06 510 Y
Fターム (9件):
4C096AB06 ,  4C096AB32 ,  4C096AB50 ,  4C096AD08 ,  4C096AD09 ,  4C096CA39 ,  4C096CB04 ,  4C096CB05 ,  4C096CB20
引用特許:
出願人引用 (5件)
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審査官引用 (2件)

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