特許
J-GLOBAL ID:200903027740041160

生体組織のレーザー処置方法及び装置並びに火焔状斑点母斑のレーザー処置方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中島 淳 (外4名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-101676
公開番号(公開出願番号):特開平8-317933
出願日: 1995年04月03日
公開日(公表日): 1996年12月03日
要約:
【要約】【目的】 熱媒介手術のために生体組織を動的に冷却する装置および方法を提供する。【構成】 レーザー療法を受ける火焔状斑点の患者の表皮を動的に冷却することにより、火焔状斑点に対する熱損傷を最大としながら、同時に上に横たわる通常の表皮に対する非特異的な傷害を最小とするのを可能とする。数十ミリ秒のオーダーの所定の短い時間期間の間低温性の噴出を皮膚表面に施し、これにより冷却が表皮に局在したままとしながら、より深部の火焔状斑点の血管の温度を実質的に変化しないままとする。この結果、冷却していないレーザー照射皮膚部位では通常は起る表皮の変性および壊死が起らず、動的に冷却した部位における火焔状斑点の臨床的に有意な漂白により、火焔状斑点の血管の選択的なレーザー光熱溶解の達成が確立される。加えて、動的な表皮の冷却により、フラッシュランプ駆動パルス色素レーザー療法に通常は随伴する患者の不快感が低減される。
請求項(抜粋):
生体組織のレーザー処置を行う方法であって、所定の第1の時間期間の間前記生体組織の選択された部分を冷却し、実質的に前記生体組織の前記選択された部分のみが、少なくとも所定の最小の温度降下で冷却されるよう、前記組織を介する所定の非平衡の動的温度勾配を確立し、前記所定の動的温度勾配は、後に所定の第2の時間期間の間レーザー照射される部位にて前記第1の時間期間の間前記生体組織に対して低温性の噴出を当てることにより達成するものとし、前記第1の時間期間の直後に、前記生体組織の前記選択された部分の第1および第2の部分を前記第2の時間期間の間照射して、前記生体組織の前記第2の部分を熱処理しながら、前記生体組織の前記第1の部分を実質的に損傷を受けないままとして残す工程を含み、これにより前記生体組織の前記選択された部分の前記第2の部分を、前記第1の部分に対する損傷を伴うことなくレーザー処置し得る、生体組織のレーザー処置方法。
IPC (3件):
A61B 17/36 350 ,  A61F 9/007 ,  A61N 5/06
FI (3件):
A61B 17/36 350 ,  A61N 5/06 E ,  A61F 9/00 500
引用特許:
出願人引用 (2件)
  • 特開昭61-058673
  • 特許第4376376号
審査官引用 (3件)
  • 特開昭61-058673
  • 特開平2-041148
  • 特開平1-207050

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