特許
J-GLOBAL ID:200903027752105988

モータ制御装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 下出 隆史 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-293544
公開番号(公開出願番号):特開平11-122984
出願日: 1997年10月09日
公開日(公表日): 1999年04月30日
要約:
【要約】【課題】 高速運転時にトルク要求値が高くなると、同期モータについてセンサレスで電気角を検出し、制御することができなかった。【解決手段】 モータの回転軸を通り磁束が永久磁石を貫く方向をd軸、モータの回転面内でd軸に電気的に直交する方向をq軸と定義する。想定された電気角に基づいてd軸、q軸に電圧を印加し、検出される電流に基づいて電圧方程式を計算する。この際に生じる演算誤差によって電気角の補正量を演算し、モータを制御する。但し、上記演算は、モータのトルク要求値等に応じてインダクタンスを変化させて行う。具体的には、モータの運転状態に対応したインダクタンスの値を記憶したテーブルからモータの運転状態に応じた値を補間演算で算出する。または、前記運転状態を用いてインダクタンスを表わす関数に、各時点での運転状態を代入することによりインダクタンスを算出する。
請求項(抜粋):
多相交流を巻線に流すことにより該巻線に生じる磁界と永久磁石による磁界との相互作用により回転子を回転させる同期モータについて、想定された電気角に基づいて前記巻線に印加された電圧と、該電圧に応じて該巻線に流れる電流と、モータの特性に応じて定められる前記巻線のインダクタンスとを少なくとも用いた所定の演算を行って、前記想定された電気角を補正する補正量を算出する電気角補正量演算手段と、該算出された補正量に基づいて、前記想定された電気角を補正しつつ、前記巻線に流す多相交流を制御する制御手段とを備えるモータ制御装置であって、前記モータのトルクその他の運転状態を表す運転パラメータを読み込む運転パラメータ入力手段と、該運転パラメータに基づいて前記インダクタンスを定めるインダクタンス決定手段とを備えるモータ制御装置。
引用特許:
審査官引用 (1件)

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