特許
J-GLOBAL ID:200903027771854355
弁開閉時期制御装置
発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-355869
公開番号(公開出願番号):特開平11-182215
出願日: 1997年12月24日
公開日(公表日): 1999年07月06日
要約:
【要約】【課題】 ロックピンの誤作動及び打音の発生を招くことなく、背圧室から作動流体をタイミングベルトに付着させることなく的確に排出させること。【解決手段】 内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、回転軸(内部ロータ20等)と回転伝達部材(外部ロータ30等)が所定の位相で同期したときこれらを連結するロックピン80を収容する退避孔33にてロックピン80の背部に形成される背圧室R3を、回転伝達部材又は回転軸に設けた連通路34、51、53を通して、内燃機関のシリンダヘッド110内に連通させると共に、退避孔33に収容されるロックピン80のスカート部82が退避孔33に所定のリーク隙間で嵌合するようにして、第3流体通路23を通して受容孔22に流体が供給されロックピンがばね付勢力に抗して移動したときロックピンのスカート部にて連通路34の退避孔側開口が塞がれるようにした。
請求項(抜粋):
内燃機関のシリンダヘッドに回転自在に組付けられる弁開閉用の回転軸と、該回転軸に所定範囲で相対回転可能に外装されクランクプーリからの回転動力が伝達される回転伝達部材と、前記回転軸又は前記回転伝達部材の一方に取り付けられたベーンと、前記回転軸と前記回転伝達部材との間に形成され前記ベーンによって進角用室と遅角用室とに二分される流体圧室と、前記進角用室に流体を給排する第1流体通路と、前記遅角用室に流体を給排する第2流体通路と、前記回転伝達部材又は前記回転軸に形成され内部に前記回転軸又は前記回転伝達部材に向けてばね付勢されたロックピンを収容する退避孔と、前記回転軸又は前記回転伝達部材に形成され前記回転軸と前記回転伝達部材の相対位相が所定の位相で前記退避孔と同期したとき前記ロックピンの頭部が嵌入される受容孔と、該受容孔に流体を給排する第3流体通路とを備えて、内燃機関の吸気弁又は排気弁の開閉時期を制御するために使用される弁開閉時期制御装置において、前記退避孔にて前記ロックピンの背部に形成される背圧室を、前記回転伝達部材又は前記回転軸に設けた連通路を通して、内燃機関のシリンダヘッド内に連通させると共に、前記退避孔に収容される前記ロックピンのスカート部が前記退避孔に所定のリーク隙間で嵌合するようにして、前記第3流体通路を通して前記受容孔に流体が供給され前記ロックピンがばね付勢力に抗して移動したとき前記ロックピンのスカート部にて前記連通路の退避孔側開口が塞がれるようにしたことを特徴とする弁開閉時期制御装置。
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