特許
J-GLOBAL ID:200903027785959001

レーザ光走査型距離測定装置における光学系診断方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-031028
公開番号(公開出願番号):特開平5-223937
出願日: 1992年02月18日
公開日(公表日): 1993年09月03日
要約:
【要約】【目的】本発明は、レーザ光走査型パルスレーダの光学系自己診断方法に関し、安価で信頼性の高いレーダを実現することを目的とする。【構成】その光学系が、レーザ光送信部1aが出力するレーザ光LTXを、レーザ光走査部2aで走査すると共に、該走査レーザ光LS を透光性の窓16a を介して送信する構成のレーザ光走査型距離測定装置において、次のように診断する。すなわち、透光性の窓16a で正反射したレーザ光LL を光検出素子20で検出し、その強度VL が予め決めた所定の強度VTH1 以下に低下した場合は、前記レーザ光送信部1aに送信出力が低下する異常が存在すると診断する。他方、透光性の窓16a で乱反射したレーザ光LG の強度VG が、予め決めた所定の強度VTH2 以上に上昇した場合は、前記透光性の窓16a に汚れ17a が存在すると診断する。
請求項(抜粋):
レーザ光(LS ) を間欠的に送信すると共に該レーザ光(LS ) の送信方向を走査し、該レーザ光(LS ) が物標で反射して戻ってくる迄に要する時間から該物標迄の距離を求めると共に、反射レーザ光が存する方向から該物標の位置する方向を求めるレーザ光走査型距離測定装置において、また、レーザ光送信部(1a)が出力するレーザ光(LTX) を、レーザ光走査部(2a)で走査すると共に、該走査レーザ光(LS ) を透光性の窓(16a) を介して送信する場合において、前記レーザ光走査部(2a)から送信するレーザ光(LS ) を、予め決めた所定の走査角度(+θm ) 方向へ送信した場合に、該レーザ光(LS ) が前記透光性の窓(16a) で正反射(θLiLO) するレーザ光(LL ) として検出可能な位置に光検出素子(20)を設け、レーザ光走査部(2a)から送信するレーザ光(LS ) の送信方向を、前記予め決めた所定の走査角度(+θm ) とした場合に、前記光検出素子(20)で検出した正反射レーザ光(LL ) の強度(VL ) が、予め決めた所定の強度(VTH1)以下に低下した場合は、前記レーザ光送信部(1a)に送信出力が低下する異常が存在すると判断し、他方、レーザ光走査部(2a)から送信するレーザ光(LS ) の送信方向が、前記予め決めた所定の走査角度(+θm ) 以外の場合に、前記光検出素子(20)で検出したレーザ光(LG ) の強度(VG ) が、予め決めた所定の強度(VTH2)以上に上昇した場合は、前記透光性の窓(16a) に汚れ(17a) が存在すると判断すること、を特徴とするレーザ光走査型距離測定装置における光学系診断方法。

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