特許
J-GLOBAL ID:200903027815074280

皿形ナットおよびこれを使用した機械的部材の結合方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 真田 修治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-024367
公開番号(公開出願番号):特開平5-187424
出願日: 1992年01月16日
公開日(公表日): 1993年07月27日
要約:
【要約】【目的】 肉厚の薄い複数のパネルや雌ねじを形成することのできない板材同士などをボルトとナットを用いて固定するとき、締付け力を低下させることなく、少なくともナットが板材の板面上に突出しないようにする。【構成】 逆円錐台状を呈する皿形ナット1には、雌ねじ部3が下端から上端近傍の部分まで形成してあり、さらに、上端には凹状の摺り割り部4が形成してある。比較的薄い部材11に穿設された皿座繰り穴11a′と同じく薄い板状部材12に穿設された皿座繰り穴12aに平皿ボルト21を下方から挿入する。一方、皿座繰り穴12aに上記皿形ナット1を嵌入する。この状態で、平皿ボルト21の摺り割り部21aと、皿形ナット1の摺り割り部4にドライバのような工具をそれぞれ係合させて、その一方を固定し、他方を回転させることで、部材11と板状部材12とを締結する。
請求項(抜粋):
大径端面に相当する下底と小径端面に相当する上底とが逆になった実質的な逆台形断面を有する軸回転対称形の逆円錐台をもって皿形ナットのナット基体を形成すると共に、その逆円錐面を楔作用を行う締め付け面として形成し、前記ナット基体に前記逆円錐台の逆円錐軸をねじ軸とする雌ねじ部を螺設し、前記ナット基体の大径端面上に、この皿形ナットを回転させるための工具結合部またはこの皿形ナットの回転を阻止するための工具結合部を設けて成ることを特徴とする皿形ナット。

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