特許
J-GLOBAL ID:200903027832298779

リン系難燃剤を用いたポリカーボネート含有樹脂組成物

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小松 秀岳 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-277867
公開番号(公開出願番号):特開平8-134342
出願日: 1994年11月11日
公開日(公表日): 1996年05月28日
要約:
【要約】【目的】 芳香族ポリカーボネートとゴム変性スチレン系樹脂とポリフェニレンエーテルを相溶化させ、難燃性、衝撃強度、成形加工性(流動性)及び耐熱性の優れたポリカーボネート含有樹脂組成物を提供する。【構成】 A芳香族ポリカーボネート、Bゴム変性スチレン系樹脂及びポリフェニレンエーテルからなるスチレン系樹脂、C相溶化剤及びD芳香族リン酸エステルを含有する樹脂組成物において、?@上記各成分の平均の溶解性パラメーター(以下、SP値と称する)を、それぞれSPA,SPB,SPC,SPDとしたとき、SPAとSPDとの差の絶対値(△SP1)、SPBとSPDとの差の絶対値(△SP2)を特定範囲内とし、かつ?A上記C成分が芳香族ビニル単量体と、芳香族ビニル単量体と共重合可能な単量体からなる共重合体であり、上記SPCを特定範囲内とし、かつ上記C成分がSP値の異なった共重合分子からなり、その最大のSP値を有する共重合分子と最小のSP値を有する共重合分子とのSP値差(△SP3)を特定範囲内としたポリカーボネート含有樹脂組成物。
請求項(抜粋):
芳香族ポリカーボネート(A成分)、ゴム変性スチレン系樹脂及びポリフェニレンエーテルからなるスチレン系樹脂(B成分)、相溶化剤(C成分)、及び芳香族リン酸エステル(D成分)を含有する樹脂組成物において、?@上記A,B,C及びD成分の平均の溶解性パラメーター(以下、SP値と称する)を、それぞれSPA,SPB,SPC,SPDとしたとき、SPAとSPDとの差の絶対値(△SP1)、SPBとSPDとの差の絶対値(△SP2)が、それぞれ0≦△SP1≦1.0、0≦△SP2≦0.5であり、かつ?A上記C成分が、芳香族ビニル単量体と、芳香族ビニル単量体と共重合可能な単量体からなる共重合体及び/又はTg-30°C以下のゴム状重合体と芳香族ビニル単量体及び芳香族ビニル単量体と共重合可能な単量体とのグラフト共重合体であり、上記SPcが、10.6〜11.0〔(cal/cm3)1/2〕であり、かつ上記C成分が共重合組成分布を有する結果としてSP値の異なった共重合分子からなり、その最大のSP値を有する共重合分子と最小のSP値を有する共重合分子とのSP値差(△SP3)が、0.3〜1.0〔(cal/cm3)1/2〕であることを特徴とするリン系難燃剤を用いたポリカーボネート含有樹脂組成物。
IPC (5件):
C08L 69/00 LPN ,  C08K 5/521 KKM ,  C08L 25/04 LEC ,  C08L 51/04 LKY ,  C08L 71/12 LQP

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