特許
J-GLOBAL ID:200903027839760249

内燃機関のバルブタイミング調節装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 服部 雅紀
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-242301
公開番号(公開出願番号):特開平6-093815
出願日: 1992年09月10日
公開日(公表日): 1994年04月05日
要約:
【要約】【目的】 バルブタイミング調節装置の油圧室への空気の流入を防止することで、バルブタイミング調節装置作動時の応答性を向上し精密な制御を可能にする。【構成】 内燃機関の吸気弁と排気弁は、ヘリカル歯部を有する中間部材を介して開閉タイミングが可変である。中間部材を駆動する油圧ピストンは、油圧室への油圧を切替る制御弁により制御される。スプール弁80の排出ポート92、98は、油圧室よりも上方位置を経由する油流出防止用通路102に連通する。これにより、機関の運転時及び停止時、油圧室内の油抜けが防止されるため、油圧室が常に油充満状態に保持される。そのため、バルブタイミング調節装置を駆動するとき、油圧ピストンの油圧制御により中間部材及びカムシャフトを介して吸気弁と排気弁との回転位相差を目標回転位相に応答良く精密に制御することができる。
請求項(抜粋):
内燃機関の吸気弁を駆動するためのカムシャフトと、このカムシャフトの一端側に設けられ、内燃機関のクランクシャフトと同期して回転するカム駆動手段と、前記カムシャフトの前記カム駆動手段側端部近傍に設けられ、内燃機関本体固定部に固定されるハウジングと、前記ハウジングに形成されるシリンダ内にカム軸方向に摺動可能に設けられる油圧ピストンと、この油圧ピストンの駆動力を受けてカム軸方向に移動可能かつ前記油圧ピストンに回転可能に支持される中間部材であって、前記カム駆動手段の内歯および前記カムシャフトの外歯に噛み合うとともにカム軸方向位置に応じて前記カム駆動手段と前記カムシャフトとの相対回転角を変更するヘリカル歯部を有する中間部材と、前記油圧ピストンの一方の側に設けられ、油圧が増大すると前記油圧ピストンを遅角側に移動することで前記吸気弁の開閉時期を相対的に遅角する第1油圧室と、前記油圧ピストンの他方の側に設けられ、油圧が増大すると前記油圧ピストンを進角側に移動することで前記吸気弁の開閉時期を相対的に進角する第2油圧室と、前記第1油圧室に連通する遅角ポート、前記第2油圧室に連通する進角ポート、油圧を供給する供給ポートおよび油圧を排出する排出ポートを有し、前記遅角ポートもしくは進角ポートのいずれか一方のポートを前記供給ポートに開、他方のポートを前記排出ポートに開、または前記遅角ポートおよび進角ポートの両ポートを閉に選択的に切替可能な制御弁と、前記排出ポートに連通するとともに前記第1油圧室および前記第2油圧室よりも上方位置を経由して設けられ、前記第1油圧室および前記第2油圧室からの油流出を防止する油流出防止用通路とを備えたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング調節装置。
IPC (2件):
F01L 1/34 ,  F15B 11/08
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平4-091308
  • 特開平4-109007
  • 特開平3-225005
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