特許

J-GLOBAL ID：200903027849435990

熱交換器

発明者： 薮ノ内 伸晃 ,  清 三喜男 ,  工藤 均 ,  菅原 亮 ,  椿 健治 ,  川田 宗一郎
出願人/特許権者： 松下電工株式会社
代理人 (1件)： 佐藤 成示 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-179842
公開番号（公開出願番号）：特開平9-033184
出願日： 1995年07月17日
公開日（公表日）： 1997年02月07日
要約：

【要約】【課題】 ハウジング内の熱交換素子中に空気が滞留することなく、且つ、熱交換速度の早い熱交換器を提供する。【解決手段】 結晶化度40%未満の低結晶性ポリオレフィンからなる基質と、この基質に担持された、固相-液相間を可逆的に相転移する有機系蓄熱材を構成材料とする蓄熱体1、及び、この蓄熱体1に直接接触する熱媒の流路2を備える熱交換素子3をハウジング4内の収納室10に収容したものである。上記蓄熱体1がペレット状の蓄熱性を有する粒子の集合体で、上記収納室10の前後に整流板11を備え、熱媒が水平方向に流れる。さらに、上記収納室10の天井は、粒子の径より小さい、複数の貫通孔9を有する仕切り板8からなり、且つ、この仕切り板8とハウジング4の上内面4aとの間に通気路となる間隙7を有する。熱交換素子3内の空気は仕切り板8の貫通孔9を通過し、間隙7に集結するため、熱媒の流路2を滞留した空気で阻害することがない。

請求項（抜粋）：

結晶化度40%未満の低結晶性ポリオレフィンからなる基質と、この基質に担持された、固相-液相間を可逆的に相転移する有機系蓄熱材を構成材料とする蓄熱体(1)、及び、この蓄熱体(1)に直接接触する熱媒の流路(2)を備える熱交換素子(3)をハウジング(4)内の収納室(10)に収容した熱交換器であって、上記蓄熱体(1)がペレット状の蓄熱性を有する粒子の集合体であり、上記収納室(10)の前後に整流板(11)を備え、上記収納室(10)内を熱媒が水平方向に流れると共に、上記収納室(10)の天井は、粒子の径より小さい、複数の貫通孔(9)を有する仕切り板(8)からなり、且つ、この仕切り板(8)とハウジング(4)の上内面(4a)との間に通気路となる間隙(7)を有することを特徴とする熱交換器。