特許
J-GLOBAL ID:200903027853663590

動圧流体軸受を備えたモータ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 高良 尚志
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-352810
公開番号(公開出願番号):特開平9-182367
出願日: 1995年12月26日
公開日(公表日): 1997年07月11日
要約:
【要約】【課題】 外部に通じた気体介在部により潤滑流体による損失が低減され且つ温度上昇による潤滑流体の漏出が防がれ、外部に通じた間隙の端部と気体介在部の間の潤滑流体の量が減少してもメンテナンスによらず補給し得る。【解決手段】 スリーブ部12cの外周部に通気溝12dを設ける。通気溝12dとスリーブ部12cの内周部を連通する通気孔12eを設ける。軸部14aの外周部に全周にわたる環状溝15を設ける。回転軸体14と軸体保持筒12及びスラストカバー板13との間隙に潤滑油16を充填保持させる。気体介在部17には間隙の全周にわたり空気が介在し、通気孔12e及び通気溝12dを介して外気に通じる。スリーブ部12c内周部に毛細管現象により潤滑油16が保持され得る補給溝12gを設ける。補給溝12g内に保持された潤滑油16の上端部及び下端部は、それぞれ間隙に保持された潤滑油16に連続する。
請求項(抜粋):
少なくとも一端部が外気に通じた、軸体と軸体保持体の間隙に、毛細管現象により潤滑流体を保持させて構成された動圧流体軸受手段により、それらの軸体と軸体保持体とが軸体の軸心線を中心に相対回転自在に構成され、その軸体と軸体保持体のうち一方がロータと一体をなし他方がステータと一体をなすモータであって、前記動圧流体軸受手段における潤滑流体は、少なくとも一箇所において、軸体と軸体保持体の間隙に全周にわたり気体が介在する気体介在部を挟んで分離されており、その気体介在部は、連通手段により外気に連通し、軸体および/または軸体保持体の気体介在部に臨む面に、軸体と軸体保持体の間隙における気体介在部を挟む一方に保持された潤滑流体から他方に保持された潤滑流体に至る1又は2以上の補給溝が、毛細管現象によりその補給溝内に潤滑流体が保持され得るように設けられ、その補給溝内に潤滑流体が保持されていることを特徴とするモータ。
IPC (4件):
H02K 7/08 ,  F16C 17/10 ,  F16C 33/10 ,  H02K 5/167
FI (4件):
H02K 7/08 A ,  F16C 17/10 A ,  F16C 33/10 Z ,  H02K 5/167 B

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