特許
J-GLOBAL ID:200903027855801621
水素吸蔵合金電極の製造方法
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-263127
公開番号(公開出願番号):特開平10-112313
出願日: 1996年10月03日
公開日(公表日): 1998年04月28日
要約:
【要約】【課題】電池に用いて初期容量のばらつき低減を実現可能な水素吸蔵合金電極の製造方法を提供する。【解決手段】ペースト形成前の水素吸蔵合金粉末を酸処理又はアルカリ処理するに際して超音波照射を行うと、団粒状態の水素吸蔵合金粉末が個々に分離されて処理液中に分散し、いままで未接触であったそれらの表面が酸処理又はアルカリ処理されることになる。この結果、処理済の水素吸蔵合金粉末を用いて作製した水素吸蔵合金電極は優れた初期容量特性を実現することができる。例えば、超音波照射を行いつつアルカリ処理して、水素吸蔵合金粉末表面から酸化物被膜を充分に除去し、更にニッケル以外の金属成分を溶解してニッケルリッチ層を水素吸蔵合金粉末表面に充分に形成することができ、これにより初期活性化特性すなわち初期容量のばらつきを低減することができた。
請求項(抜粋):
水素吸蔵合金粉末を被膜除去液で表面処理した後、増粘材又は結着材及び水と混練してペーストを形成し、前記ペーストを金属集電体に被着して形成する水素吸蔵合金電極の製造方法において、前記表面処理中に、超音波を前記水素吸蔵合金粉末に照射することを特徴とする水素吸蔵合金電極の製造方法。
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